単身赴任を終えて、定年までと定年後の仕事や人生、家族について悩んでる50代半ばの男の日常

単身赴任を終えて、定年までと定年後の仕事や人生、家族について悩んでる50代半ばの男の日常

日記の代わりにブログに日常で起きた事を、たまーに綴ってます。始めた頃と状況が変わったので、ブログタイトルとか変更しました

本日、60歳になりました。
いわゆる還暦。暦が一周回って、新しく二周目。だから、赤いちゃんちゃんこ。

定年も、雇用契約の終了。その後の保障は国がする。いままで本当にご苦労様でした。

と言う意味らしい。簡単に書くと。
でも今はだいぶ意味合いが変わってきたと感じる。



前にも少し書いたかもしれない、出来事だけど、改めて。


いまから、25年前以上。まだ、30代で、新橋まで会社に通っていたとき。
残業代など出ないけど、納期の迫った仕事に追われて、当たり前のように夜遅くまで仕事をして、電車に乗ったある日、一人の酔ったおじさんが、独り言なのか、なんなのか

「今日で定年。最終日。長かった、いろんな事があった。頑張った…」とつり革につかまって、フラフラしながら結構大きめな声で話していた。


隣にたっていた、若者(多分、そのおじさんと知り合いでも何にもない、たまたま隣に立っていた人)が、おじさんに、


「本当にお疲れ様でした。色々ありましたよね。そうですよね。」

などと、相槌をいれてあげて定年を労い、笑いかけていた。おそらくシラフ(笑)


その光景をみながら、(自分もいつか、ああなるのだろうか)とぼんやり疲れた頭で考えていた。



私は、延長雇用を希望せず、60歳で定年を選びました。

でも、仕事をすることが嫌なわけではないので…すっごい収入は下がるけど、高齢者の方達が多く働く業界に、次の仕事を探して、退職後、期間を空けずに働き始めます。


いまの、あのクソみたいな経営者の元で働くくらいなら、どんな仕事だっていいから別の会社で働く道を選択した訳です。

お金のことだけ考えたら…全くマイナス。でも、それ以上に私の人間としての心が満たされるから。


再就職活動期間は1ヶ月程度だったけど、60歳を過ぎての転職活動は思っていた通り、厳しかった。


書類選考すら通らない。

面接に漕ぎ着けても、平気で落ちる。

健康面もかなり気にされる。

それまでの職歴は参考になるけど、肩書きなんて何の役に立たない。場合によっては綺麗過ぎて…マイナスにさえ感じる。

綺麗な経歴書に見合うほどの社会的な価値のあるスキルなんて、何にもないのは、自分自身が一番わかってるから、余計に辛かった。

それでも内定を戴けたのは本当にありがたい。



転職活動は辛かったけど、今の会社で働き続けるよりは、よほどいい。



5年前から、妻には、60歳で定年を選ぶことを言い続けていたから、今回は妻も会社を辞めてしまうことに対して何も言わない。

収入が激減することについても何も言わない。


多分不安ではあるだろうと思う。

それでも、何も言わずに普通に接してくれると、救われる。


私の定年退職は、30代の私が電車の中でたまたま居合わせた、あのときのおじさんとは違う定年退職になりそうだ。


最終出社日は、一応出先の事務所に顔を出そうと思うけど、よくある、退職のご挨拶的なメール送信はしないつもり。


送別会を考えてくれた、後輩たちもいたけど、全部断った。最後に会いたい人もいるけど、会いたくない人の方が多い。

下手に本社なんかに顔出せば、嫌な思いをするだけだ…。申し訳ないけどご理解いただきたい。

それに、送別会って、送る側の義務感みたいなものが結構あるし。



「いろんなことがあった。頑張った」


そうだと思う。確かにそうだと思う。やり切った感は間違いなくある。


でも、あのときあのおじさん、、嬉しかったのかな

と、30代だったときの私とはちょっと違う思いがよぎる。


これからは、どうやって仕事と向き合おうか。


蓄えも一応あるから、生活に困窮することはない。

年金も、贅沢しなければ、普通に暮らせるくらいの額が、65歳からは貰える。


健康で、あと、10年くらい働けるといいとおもう。

そう言う仕事を選んだつもり。


ブログは、また思いついたら書こうと思う。

読み返すと、この10年だけでも、色々あった。。

これからの10年は、どうなるだろう。

生きる気は、満々だけど、晴々しい気持ちではないかも。 笑