七夕のお願いは何?  お空も目も舌も曇りませんように。

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刻みネギの白も鶏チャーシユーのピンク、三つ葉とレタスの緑があったかごはんの上に優雅に横たわっている。
ゴマ油のつんと鼻を突くような焦げたにおいが鼻腔を刺激し、二日酔いで疲れた胃を目覚めさせる。
「鶏塩葱丼」の登場だ。



ごくりと唾をのみこむ。
なんといっても大の鶏好きで、鶏に目がない。
かといって鳥目と関係なく、おししい予感が目の前でまさに翼が広がるように広がっていく。
ご飯と一緒に塩とゴマ油がしみ込んだ葱と一緒に鶏肉を口に入れる。
噛み砕く。うまい。
レタスで口をさっぱりさせる。
また、ご飯と具を咀嚼する。
おいしさが地上ぎりぎりから天にも舞い上がる。
そういえば今日は七夕。
お空も目も舌も曇りませんように。