電子マネーの9月の決済件数は、nanacoが1位堅持。
3位のWAONが、2位のSuicaに迫った。WAONのファミリーマート、EDYのセブンイレブンとコンビニで、決済電子マネーを拡大する機運が高まっており、今後の順位も入れ代わりが激しそうだ。
件数は以下の通りで、セブンイレブンのナナコ開始で、ナナコからEDYにどれだけ件数が流れるのかも含め、順位は流動的。
9月月間決済件数(万件) 累計発行枚数(万枚)
ナナコ 3500 900
ワオン 2530 1130
スイカ 2837 2735
パスモ 1228 1342
エディ 2500 5200
電子マネーは主な10規格(後払い方式含む)の総発行枚数は1億3500万枚とこの1年で約3割増え、1人1枚時代を迎えたが、どの事業者も当事業単独では赤字であり、ナナコ、ワオンの様に店舗への顧客囲込といった目的がある場合と、鉄道事業者や独自系(EDY)がどこまで、真剣に加盟店を拡げていくのか、ワオンは地域の商店街と一体となった電子マネーを地域で展開したりもしているが、本当に自社の売上を減らすことにならないのか?等、まだまだ本格普及に向けた課題はある。