A friend in need is a friend indeed.

リーグ戦5試合未勝利だったチームの建て直しに向けて、暫定監督を託された大槻さん。
もともとは分析担当などをされていたので、どちらかと言うと頭脳派系の方かなと思っていたのですが、まさかの武闘派インテリヤ⚪ザの出で立ちで監督デビュー。指針を失い掛けていたチームを一つにまとめるために、一世一代の大芝居を打ってくれました。(素なのかもしれないけれどね)


システムをやり慣れた3バックに戻し、闘う準備の出来ている選手をベテラン・若手の区別なく起用。チームを再び闘う集団に戻していただきました。
前時代的なオールバックや試合中の敵味方審判に対する叫び声など、強烈なインパクトでサポーターの心を一気に鷲掴み。

監督初戦のルヴァン広島戦を今季初の無失点試合で乗り切ると、リーグ戦は仙台、神戸、清水と厳しい試合を全て1点差で勝ち切り、ミシャ札幌との戦いを見所たっぷりのスコアレスドローで締めて、無敗のままオリベイラにバトンを繋いでいただきました。

2017年リーグ戦(4試合)
3勝1分0敗 勝ち点10 6得点3失点
(この時点で3勝3分3敗のイーブンまで戻す)

台所事情もありましたが、右WBに橋岡を抜擢。ユース監督時代の教え子のケツにバンバン鞭を入れて、チーム全体にゴールまで気を抜かせない姿は往年のアンカツさんを彷彿とさせる見事な手綱捌き。


監督を退いてからもヘッドコーチとしてチームに残り、影から日向からチームを支えていただきました。

天皇杯優勝後の場内一周で目頭を押さえていたシーンが印象的で、強烈な重圧の中で仕事をされていたのかと思うと、尚一層感謝の念に堪えません。

大槻組長、ありがとう!