一昨日から昨日にかけて、約16時間~17時間、
原発20km圏内の放射線量の測定を行ってきました。
平均することは難しいのですが、平均すると、5.0マイクロシーベルト/毎時
意外だったのは、原発のゲート付近で計測した結果が、3.0マイクロシーベルト/毎時と
思っていたよりも低い数値だったこと。
ただ、注意しなければならないことは、
同じ圏内だから、どこの同じように大丈夫だというわけではないことです。
数百メートル移動したところで、急に数値が高くなるということもあります。
また、114号線の谷合い(直線距離で15~20km)では、
40マイクロシーベルト/毎時と高い数値が検出され、
ガイガーカウンターの警報音が鳴り響く中、その場所を急ぎ通過しました。
6号線沿いの数値は、低い値でした。
僕は、2台のガイガーカウンターで測定し、
また出会った自衛隊員の持つガイガーカウンターの検知結果と照らし合わせ、
安全第一を考慮しながら車を走らせましたが、
現地では、ガイガーカウンターを持たされずに作業をしている自衛隊員や、
ボランティア団体の方々もいらっしゃり、不安気な表情をされながら活動を行っている方にも出逢いました。
僕は、出会った方一人一人に声をかけ、その場の測定結果をお伝えしたのですが、
ほっとした表情を浮かべる方の複雑な思いを感じ得ずにはいられませんでした。
各ポイントにて、スクリーニング検査も行われていますので、
その場に行けばしっかりとスクリーニングもしてもらうことができますし、
数値が高い場合は除染も行ってもらえます。
おかげさまで僕自身の数値は低かったので、除染の必要はないと言われました。
今日の0時をもって20km圏内が警戒区域になったので、
これからの活動もまた変わってくると思いますが、
不安になり過ぎず、けれど充分に注意を払い、
正しい情報を見極め活動していくことの大切さを思っています。