資本主義のグローバル化は、より強い所にお金は吸い上げられます。お金の偏在が生ずると、上手く還流してあげるシステムを作る必要があります。
「累進制の徴税」と適切な資金の再配分のために「財政」機能が重要です。

EUについてみると、強者ドイツに吸い寄せられた資金が弱小国へ還流するシステムが確立していません。議論は随分していますが、“臨時的”な緊急援助策しかありません。

歴史的に見ても、近世の欧州の不安定さは、ドイツに起因しています。第二次大戦後70年、ドイツの勃興が再び不安定さを引き起こしています。欧州大陸内でのドイツに対する反発、大国間の「ロンドンvsベルリン」の拮抗です。

偏在資金が常に還流するシステムが機能ないと、既成秩序に対する破壊圧力が高まります。国内の政治変動、内乱、そして、国家間の紛争、争奪の行く先が戦争です。

資金の偏在の問題は、欧州内部だけでなく、米国、そして西欧に対する中東の問題であります。