どうも!読書の秋ですね。テトラポット・立ちこぎです。
先日、本屋さんに行くと、私の大好きな作者「大石圭」さんの新作が出ているではございませんか。
その名も「殺人調香師」。
~あらすじ~
舞台は神奈川県大磯町にある「ブルボン香水店」。
若くてハンサムで礼儀正しい天才調香師、柏木薫の調合する香水を求める有閑マダムたちで、香水店はいつも賑わっている。
まるで犬のような嗅覚を有する柏木は、香水作りにおいて素晴らしい才能を発揮し続けている。だが、柏木には調香師としての表の顔とは別に、「連続快楽殺人鬼」としての裏の顔があった。
彼はある種の女たちが死後に立ち上らせる「その薫り」に、異常なまでに引きつけられてしまうのだ。「その薫り」を嗅ぎたいがために、ある種の女たちを次々と手にかけているのだ。そして、「その薫り」を立ち上らせている死体を犯すことを、至上の喜びとしているのだ。
と書いてありました。
大石圭さんは、良く殺人鬼ものを書きます。
他のタイプの物も書くのですが、私は大石圭さんの殺人鬼の話は素晴らしいですね。
基本的に、サディスティックな絡みシーンの描写が多く、大石圭さん自体が、結構なドSだと思っております。
いつも出てくる主人公は、エリートの金持ち。
そして、ものすごい性癖を抱えていることがおおいです。
世間体的に、素晴らしい人間と思われている人間が、次々と悪いことをしていく。
そんな、ギャップと心理的な部分がリアリティがあり面白い。
結構、私は大石圭さんの作品を読んでますが、ほとんどの作品で、女性が大の字にベットに縛られた状態での、ハードに犯される描写があります。
官能小説とは違い、作品としてドラマの内容がしっかりしているので、そういった描写自体も人間性やドラマの効果で普通の官能小説よりも、またぐっとエロティックな感じがします。
なんかこう説明していると、エロ小説なんじゃないかと思われてると思いますが、全然サスペンスな作品です。
普段とは違った世の中の話と、そのブラックな部分的なものが描かれていて、私はとても引きこまれました。
私は、特に本嫌いでした。
実際は学校の授業以外で、新聞や小説と言った、活字を一切読んで来ませんでした。
そんな私が、ココまで本を読めるようになった手助けとなった作家さんですね。
私のオススメは、「飼育する男」や「殺人勤務医」などが、面白かったですね。
是非、この読書の秋に、お暇がありましたら、大石圭さん読んでみてくださいませ。
10月28日新作の「殺人調香師」
私もまだ読んでないんですよね。
早く、読みたいね~。
でも、これ見つけたときに買った本がまだ途中なので、もうちょっと待たなきゃな。