初恋





ふと思い出すこと、ありませんか







初恋は何歳でしたか







初めての恋






初めてのことは記憶に強く残る









だから何年経っても忘れない





そして美化される

  






私の初恋は小学3年生の時


私は隣の街から転校して、
隣の席になったクラスの人気者でした







彼はいつも人に囲まれて 
ムードメーカーでした






私はその彼とその彼の友達と3人で
毎日のように遊びました

  



その2人は私と家の方向が違うのに
毎日家までおくってくれました




 

小学5年生の時、2人とクラスが離れました




離れてからは2人と遊ばなくなり、
話さなくなりました








でも私はずっと好きでした 


















  

ある大雨の日、私は傘を忘れました 
私の両親は共働きで傘を持ってきてもらいたくても
持ってきてくれる人がいません







濡れて帰ろうか止むのを待とうか考えていた時
後ろから傘をさして



「あげる」




そう言って彼は濡れたまま家に帰りました

  



その時、彼のことが好きたのだと確信しました











それが私の初恋です












クラスが離れ、話さなくなりましたが


廊下ですれ違う時、たまたま見かけた時、
姿を追ってしまうのです






話しかける勇気はもちろんありません





彼は人気者なのですごくモテていました









だから余計に話しかけることができなかった



どうせ、私なんて、、釣り合わない、、




そう思っていたからです


 






小学5年生から6年生まで
私は女子からいじめられました









水着が破けていたり教科書が破けていたり 
無視されていたり






ずっと1人でした



私は何か目立つことをしたかと
ずっと考えましたが心当たりがなく
辛い2年間だったことを覚えています








誰にも言えませんでした
もちろん両親にも

先生も気付いてはいません











ある日、彼と同じクラスの女の子に呼び出されました


「ケイが佐藤さんと交換ノートをしたいらしいんだけど、ケイがもう先に書いてあるからこれ返事を書いて交換してあげて」









そのように言われその交換ノートを手に取りました





開くと、ケイくんの字でした






クラス離れて話しかけるタイミングがないけどここでなら話せる





そう書いてありました








とてもとても嬉しくて
なるべく日をあけないようにして、その女の子を通して交換ノートをしていたのを鮮明に覚えています
















小学6年生の春、毎日のように続いた交換ノートは私の手元に届かなくなりました












その女の子に、交換ノートの行方をきいても
「知らない。佐藤さんが持っているのかと思ってた。」






そのように言われ、






ああ、ケイくんに好きな人ができたのかな





そのように思いました。