京都、最後の日、宇治へ向かいます。
平等院鳳凰堂が修復中で前回は見られなかったので今日は中学の修学旅行以来。
鳳凰堂は30分ごとに見れます。幸い、着いてすぐに入れました。
今回、父の具合が悪く、そう長くないと言われていたのですが昨年から計画していたことでどうしようか迷いましたが姉や家族の理解のもと、行くことに決めたのでした。そしてやはり私はここに導かれてきたのだと確信しました。
鳳凰堂の壁扉画に描かれているものの説明を聞いた時に胸が熱くなる思いでした。
それは今まさに死のうとしている人を阿弥陀如来様が来迎に現れ、極楽浄土に導くという絵なのです。優しいお顔で心穏やかになる絵なのです。父もこんな穏やかな最期を迎えられるように阿弥陀様のお札と御影をいただいてきました。父の枕元に置いておきましょう。
何か肩の重さがとれたように感じられ、平等院を後にしました。
宇治橋を渡り、源氏物語の世界に行きます。
この神社はお守りの紋やおみくじがどうしてウサギなのか?
それはここの地名「宇治」はかつてはうさぎの道(兎道)とかいて(うじ)と読みました。それでうさぎのお守りなのです。
それでわかりました。私の友人が宇治にいるのですが住所に兎道とあるのですがそういう理由だったのですね。
ここから5分くらい歩くと宇治市源氏物語ミュージアムがあります。
歩いて来る途中、あられが降ってきてなお一層平安の世界のようです。