充実した健康ライフのためには、まず身体の恒常性(ホメオスタシス)を維持・増進させる必要が有ります。
恒常性のバランスが崩れると疾病に罹患しやすくなり、また体調が優れない、スッキリしない状態が続いたり、未病状態の原因になります。
恒常性(ホメオスタシス)とは、身体を一定の状態に保つ機能の事です。
私たちの身体は、外気温が暑くなっても、寒くなっても一定の体温で保たれています。
気温の上下に合わせて体温が変化していては、私達は生きていけません。
身体の恒常性(ホメオスタシス)によって守られているのです。
ところが近年、生活習慣の多様性やストレス過多の生活で恒常性(ホメオスタシス)のバランスを乱している人が増加しています。
健康な状態でいるためには、身体の恒常性(ホメオスタシス)を維持する事が重要です。
私達の身体の中には、恒常性(ホメオスタシス)を保つための、内因性の生理活性物質(エンドカンナビノイド:エンド=内因性)が備わっており、エンドカンナビノイドを機能させるシステムをエンドカンナビノイドシステム(ECS)と言います。
エンドカンナビノイドシステム(ECS)を機能させる事が重要です。
そのためには、普段から食事でオメガ3(α-リノレン酸)、オメガ6(リノール酸)(必須脂肪酸)をバランス良く摂る事を意識する必要があります。
必須脂肪酸はエンドカンナビノイドシステム(ECS)のエネルギー源です。
これらの必須脂肪酸は、青魚に含まれるDHA、麻の実、亜麻仁油、エゴマ油等が有ります。
現実問題として、毎日そればかり摂れないし、普段使う油を全て変える事もなかなか難しいので、まずは恒常性を意識するところからはじめてみてはいかがでしょうか。