~おまけ~






「…んあ?…ああっ!骸さんは?!」
「(溜め息)もういない…」
「なんらと?!おい女!骸さんだすびょん!」
「…無理。骸様、遠くにいるから」
「き~!俺殴られ損だびょん!」
「そうだ!犬、約束のことだけど」
「げっ…わかってるびょん…」
「だけどあれさ、私がいるときは買ってこなくてもいいよ」
「え?凛がいるときなんてほぼ毎日じゃないれすか?」
「うん。いいから!…なんなら買ってきてくれてもいいけど?」
「遠慮しまふ」
「じゃあ私がいないときよろしくね!
…よし、じゃあ行こっかクロちゃん!」
「うん…」
「どこ行くんれふか?」
「ちょっと麦チョコ買いに」

そう言ってクロームと一緒に黒曜を後にした凛。

クロームは凛と相談し、凛がいるときは凛と一緒に買いに行くことにした。
理由は凛ともっと一緒にいたいから。
それはクロームの意志なのか骸の意志なのか分からないが、おそらく両者だろう。
彼女が大切だから、もっと長い時間一緒にいたいのだろう。

クロームは前を歩いている凛を見て笑みを零した。
仲間であり、友達であり、自分の主が大切にしている凛。
クロームにとってはいなくてはならない存在。
そんな人がいてくれるという気持ちで、クロームは幸福だった。

すると、凛はくるりと回り、クロームのほうへ体を向けた。

「クロちゃん、これからも友達でいてね?」
「…勿論だよ」
「ふふ…」
「フフ…」


「あ~!やっと見つけたびょん!」
「犬!千種も!どうしたの?」
「…犬が2人だけじゃ心配だって追いかけたから…」
「ちっ違うびょん!俺も麦チョコ食べたかっただけびょん!」
「…ありがと。犬、千種」
「じゃあ4人で買いに行こっか!」
「……まあたまには」
「さっさと行くびょん!」
「ふふっ!楽しいね、クロちゃん」
「うん…Grazie、凛」
「…私も。Grazie、クロちゃん」


夕焼け空に麦チョコの入った袋を下げている黒曜の制服の4人。
帰る場所は黒曜ヘルシーセンター。
この日、この周辺ではカレーの香りと、楽しそうな笑い声が聞こえたという。


























クローム(&骸)の友情(甘)夢?

途中でよくわからなくなっちゃった(ノ△T)