yahooブログがいつの間にかなくなっていたのでこちらに書く。
尚、本投稿は個人的な考えであり、他者の意見を求めるものではない。
さて、本件についてだが、深夜にいろいろ考えていてふと思いついた事である。
例えば政治家。政党が大きければ大きいほど、個々の政治家の意見など無視される。
あたかも、「権力を持っている人間の意見」が、「政党の意見」として
マスコミを通して国民にばらまかれる。
良識ある政治家であれば、自分の政治生命をかけてでも、国政の改革を、という事を
望むのだが、今の日本は2大政党制も崩れ、自民党の1強といわざるをえない。
内部から改革をしようとしても、自民党が大きな組織である為、1議員がいくら動こうが黙殺される。
であれば党を割ればいいと思うだろうが、今の自民党では精々、「離党」扱いになるだけだろう。
現状では、自民党が割れない限り、いくら自民党が嫌でも、他の政党に投票したところで大勢は変わらない。
そして、大勢が変わらない以上、いくら自民党が腐敗しようが与党過半数は維持するだろう。
故に、「選挙への無関心」「どうせ投票しても何も変わらない」と考える人が増える。
今後、もし投票率の改善を考えるのであれば、「自民1強体制」が崩れる必要があると思う。
次に、これはVtuber事務所の話。
現在、Vtuber事務所の勢力図を見ると、実質にじさんじとホロライブの2強である。
しかし、にじさんじとホロライブのライバーを軽く比較すると、全然異なる事が分かる。
ホロライブの場合、「アイドル事務所」の側面が元から強い。
しかし、「登録者の数が少なかった」「ライバーの数が少なかった」時代を考えると、
にじさんじとの交流、特に異性ライバーとの交流も少なからず存在していた。
それはつまり、「小さな組織」であったがために、身動きがとれやすかった、ともいう事が出来るだろう。
しかし、ライバーの数が増え、ある時期を境に登録者数の数が一気に伸びた。
ライバーの数が増える=事務所もそれだけ人員や資金を調達する必要があるだろう。
また、登録者の数が増えたという事は、それだけライバー個人も身動きがとりずらくなる。
登録者の数が増える、注目されるイコール、今までいなかったような視聴者が増えるリスクがあるからだ。
本来なら無視をすればよいのであるが、登録者の数が伸び、視聴者の数が伸びてしまうと、
それだけリスクは増大するものだ。
組織としては、折角視聴者の数が伸びた事で自社の収益が増え、組織を拡大させる事が出来たのだから、
自社の利益が減るリスクを取る事が段々できなくなる。
つまりは、「一部視聴者の意見」が現在の組織に悪影響を及ぼさないか、警戒をしなければいけなくなる。
自然と、「リスクそのものを発生させないようにする」よう動くのも道理というものであろう。
ライバーや事務所が本来やりたかった事が、「一部視聴者の意見」によってできなくなる。
一方で登録者は増え続け、視聴者数も増え続けるのであれば、収益の為に「やりたかった事」を
我慢するしかなくなる。
結果として、ライバーの魅力は少しずつ損なわれていき、視聴者数も緩やかに減る未来が予想される。
「登録者数の割には視聴者数が少なすぎる」現象が発生しているライバーが少なからずいる事を考えると、
このままでは「一部コアな視聴者」+「新規」位しか視聴者は残らなくなるだろう。
一方でにじさんじの場合、一見する限りではホロライブ程がんじがらめになっていない。
男女両方のライバーが所属し、ライバーの数も多く、異性でのコラボも活発である。
「アイドル」しかいないホロライブと比較すると、「箱推し」が発生し辛く、
その為に組織の身動きは「比較的」取りやすいと思われる。
以上、2つの要素は全く別のものであるが、よくよく考えてみると似通った部分がある。
それこそ、「大きな組織は身動きがとれない」という事である。
前者の場合、自民党1強体制をどうにかしなければ組織改革をしようとしてもまずできない。
外部からの改善はマスコミからの情報操作で抑え、内部からの改善は圧力をかける事で潰す。
いずれも、「大きな組織にて利益を得ている為に、この状態を崩したくない」為に行う事だろう。
後者も意味合い的には同じである。
伸びすぎた登録者に対して少なすぎる視聴者数の方がちらほら見受けられる。
これをどうにかしたくても、一度得てしまった栄誉はなかなか捨てられるものではない。
「アイドル」という路線で今までうまくいっているのに、それを捨てることなどできないだろう。
結果として、どちらも緩やかな滅亡へと繋がっていくのだろう。
最も前者については、国の財産を食い尽くしてから勝ち逃げする姿が見えるが。