今日は終戦記念日ですね。
小学生のとき
長崎で平和記念式典の日に
作文を読んだことがあります。
とても厳かな雰囲気と
人数に緊張しすぎていて
覚えているのは
こんなにも沢山の人たちが
一緒に平和を願ってるんだなという事くらい。
育った環境からか
『戦争』って私にとっては
小さな頃から遠い世界のことではなかった。
ある人は会うたびに
何度も戦争の話をしてくれた。
何度聞いても
何十回同じ話を聞いても
その痛みは
その涙は変わることがなく流れて
沢山月日が流れて
痴呆になったというその人に会ったとき
誰だかわからないほどに
穏やかな顔になっていて
初めて普通に日常会話をした。
たまらなくなって
涙が溢れてきてしまったのは
はじめて笑っている顔をみたからでした。
『風化させない』という活動が
側にあったけれど
私たちが覚えているから
伝えていくから
『辛い気持ち』は
風化してもいいものではないかな。
「忘れる」ことは難しくても
風にふかれて固い固い岩が
土になっていくように。
みんなの心のなかにある
忘れられないこと
忘れてはいけないと思っている事も
風にふかれてさらさらと
柔らかく
ほぐれる時が在りますように。
小学生のときに
願ったその時の気持ちそのままに
平和を願える今があることが嬉しいです。
沢山の人たちのおかげで
今命は繋がれてここにあって
色々な思いをもつ人たちの言葉を
そのまま世の中に発言することができる
『自由』をくれた。
こんな自由の中から
敢えて争いを選ぶことで
埋められない何かを
満たすことはしないように。
いつでも最後には
平和を選んでいられますように。
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