ある日、見知らぬ小学生が家の中に居ました。

あつかましくゴロゴロと寝そべってTVを見ていたので

「勝手によその家にはいったらアカンよ、どこから来たの?」

と声をかけましたが返事もありません。

と、よく見れば小学生のわが息子ではありませんか。

ですが、いつもとなにか様子が違います。

体型は一緒なのですが、顔がエライ悪人面なのです。

こんなに目つきがするどい小学生はいまだかつて見たことがありません。

すると長女が「めめ毛ないや~ん」と言いハッと気づかされました。

そうです、なんとまゆ毛がすっかり無くなっているのです。

「な、なんでまゆ毛無いねん!」と動揺と心配まじりに聞くと

言いにくそうに自分で抜いてしまったとのこと。

「もう絶対に抜くなよ!」と注意をしました。

それから数日後、うっすらとまゆ毛が生えそろってきたある日の事

なにやらフワフワしたケセランパサランのような謎の物体が家じゅうに

1000個くらい現れました。

「これは何だ!」と家族一人ずつ全員に聞き、いちばん最後に次男に聞くと

とても言いにくそうに、敷物の毛を抜いてしまったとの事。

子供部屋を確認しにいくと所々ハゲた哀れなカーペットがありました。

まゆ毛の次はカーペットかと今回は説教し、掃除をさせました。

次はいったい何を抜いてくれるのでしょうか…。