こんにちは。
震災で父母と実家を失ってから
今日で15年が経ちました。
最後に父母に会ったのは
震災の年のお正月でした。
実家に帰れるのは
年一、二回だったので
当時2歳の息子が体調を崩さずに
無事に帰省できただけで
ミッションクリアといった気分でした。
父母は息子のために
サプライズでジャングルジムを
準備してくれており
滞在中、息子が遊ぶときは
必ず横で見守ってくれていた光景を
今でも思い出します。
帰りは新幹線の最寄り駅まで
母に車で送ってもらったのですが
時間ぎりぎりで
あやうく乗り遅れそうになり
ホームでばたばたと見送られ
家に戻ってから
次は時間にゆとりを持って出ようね
と笑って電話で話したのですが
震災で、「次」がもうなくなりました。
電話もメールも
何てことない話をすることもできない。
津波にもっていかれてしまったので
実家に残された物を見て懐かしんだり
子どもの頃過ごした故郷の町並みを
歩いたりすることもできない。
当たり前だと思っていた
いろいろな「次」がもうないんだと
感じさせられる毎日でした。
それでも
震災当時、私はもう大人で
実家とは別に生活の拠点がありましたが
ここ数日
親ごさんをなくしたお子さんたちの
ニュースを見聞きし
まだ幼いのに
支えとなる存在や生活の基盤を失って
どんなにかしんどかっただろうと思い
それでもしっかりと生きてきた様子に
胸がつまりました。
みんな
心の中の重たい石のような棘のようなものは
消えることはないけれど
それでも
それごと生きていくのだろうと思います。
今年も帰省することはできず
実家から離れた場所にはなりますが
父母や同級生たちや先生や
友人の親御さんのことを思い出しながら
過ごします。
東北に限らず災害でつらい思いをしている方
災害に限らずしんどいことを抱えつつ
日々頑張っている方
願ってもかなわないことがあることは
よくよくわかっていますが
それでも、皆、穏やかに過ごせますように
ままならないことがあったとしても
乗り越えて、乗り切っていけますようにと
願っています。
お盆に帰省したときの故郷の空
