この前、僕は幼なじみと会った。
楽しく会話できるはずだった。
そう信じていた。

だけど、結果はどうだろう、
僕の枕は濡れている。
涙をふくんで、
1.2倍ぐらいの大きさになっている。

もう、みんなの枕を濡らしてほしくない。
そこで、僕の犯した失敗と改善点を
ぜひ、お伝えしたい。

第1の失敗 
初っ端から褒めちぎった

少し、モテテクニックをかじっていた僕は

褒める=モテる

という教えに忠実にそって
会話を始めた。

これが失敗の始まりだ。

1番最初に発した言葉は

顔白いね

その時の僕は
ライナー性の打球をキャッチした気分だった。
そんな気持ちで相手の顔を見ると
白さだけではなく、
青みも帯びていた。
そう、ファインプレーをしたと思っていたが
余裕でエラーしていたのだ。

さすがに察知した僕は、
巻き返そうと重ねた

唇赤いね

レザービーム決まったなと
そんな気持ちで顔見てみると
顔が、赤みを帯びていた。
これは、、と思った瞬間
相手はもう僕と話すのをやめ
もう1人の友達と話し始めた。

そう、レザービームを決めたと思っていた僕は
エラーだけではなく、暴投までしていたのだ。

教訓

むやみに褒めない。

特に顔は絶対NG
顔はとてもデリーゲート、
センシティブ、ふれるぐらいだったら喋るな。

第2の失敗
質問をしまくった

話くれなくなったその子
僕に残された手段は質問だけだった。
最初の質問はこれだ。

今日いい天気だけど、好きな天気なに?

その時は必死だった。
大暴投でもなんでもいいから
投げなきゃいけないと思い込んでいた。
返っきた答えは

晴れ  

なんともシンプルで無駄の回答。
このボールは無視するしかなかった。
しかし、僕は連投する。

好きな季節は?
好きな星座は?
好きな天体は?

夏と冬
わかんない
わかんない

僕の投げたボールは1回使い物に
ならなくなっていく。

ここで、僕の持ち球は底を尽きた。

教訓
ボールを投げればいいってもんじゃない。

配球もしっかり考えないとね。

第3の失敗
男のしてまずい

こんな、失態を犯した僕だが
優しいその子は僕を見捨てなかった。

一緒にそこのコンビニ行こ

とその子は言ってくれた。

僕は大チャンスだと思い、
前から知っていたその子の好きなスイーツを

これ買ってあげるよ

もちろん、イケボ、キメ顔で言った。

そしたら彼女はすごい喜んでくれた。
レジに行き、会計をし
お金を払おうとしたその時、
僕は、神を恨んだ
いくら数えても200円足らないのだ。
焦っている僕。
それを見てその子は、
黙って200円を差し出した。

僕はなんて男だ。
カッコつけようと思ったら、
カッコつけられたのだ、
しかも、女の子に。

僕は、彼女に頭が上がらなかった。

教訓

身の丈に合わない見栄はよそう

大きな失敗につながる可能性がある。


僕は本当にモテない男だ。
これを見てる諸君もそうだろう。
誰か僕を変えてくれないかな。