子どもの頃は毎日運動していたけど、最近はほとんど運動をしていないなんて方は多いのではないでしょうか?
学生時代は体育の授業なんていうのもありましたが、大人には体育なんてないので、どうしても子供のころに比べて運動をする機会が減ってしまいますよね。
また、子供のころは移動手段は徒歩か自転車だったと思いますが、大人になると自動車やバイクを使うので、より体を使う機会減ってしまいます。
ところで、運動不足と体臭に関係性があるということをご存知でしょうか。自分の体臭が気になっている方がいるかと思いますが、その原因はもしかしたら運動不足なのかもしれません。
今回は運動不足と体臭の関係について紹介させていただきます。悩んでいた体臭も運動することで解消できるかもしれませんよ。
運動不足の人は汗が臭い
人間は体温調節のために汗をかいていますが、その汗の多くはエクリン腺という場所から発生しています。エクリン腺から出る汗は通常は無味無臭です。
しかし、運動不足の人は皮膚の抹消血管の血行が悪くなり、汗腺への酸素供給がうまくいかず、無酸素の状態で汗腺が働くエネルギーを取ります。
その際、「乳酸」という疲労物質が大量に生産されます。この乳酸は汗腺の中にアンモニアの分泌を増加させる性質があるため「汗くささ」が強くなってしまいます。
また、運動習慣がないため、老廃物が体内に蓄積されており、その老廃物が汗をアルカリ性にしてしまう傾向があります。
弱アルカリ性の環境というのは脇の下の常在菌には快適な環境になります。アルカリ性の環境下は雑菌が増殖しやすく、余計に体臭がきつくなってしまいます。
運動不足解消で体臭も改善
有酸素運動で日ごろから汗をかいている人は、汗の成分が水に近く、サラサラした感じの汗をかきます。
この汗はアルカリ成分の重炭酸イオンが少ないため酸性で、雑菌の繁殖を抑えることができます。
注意しなければならないのは、無酸素運動ではなく、有酸素運動をするということです。
短時間に体に強い負荷をかける無酸素運動では「乳酸」という疲労物質が体内に溜まってしまい、逆効果になってしまいます。
運動後の汗のケアも重要
有酸素運動で汗をかいたとしても、そのまま放置しておくのは不衛生です。そのまま放置しておくと細菌が汗を食べて繁殖してしまいニオイを発生させてしまいます。
汗運動後はタオルやデオドラントシートなどで汗を拭きとることが大切です。また、シャワールームがあればすぐに洗い流すのがベストです。
ただ、体臭を防ごうとしようとするあまり、脇をゴシゴシと拭きすぎたりすると肌を痛めてしまう可能性があります。
肌を痛めてしまうと皮膚の炎症などを引き起こしてしまう可能性があるのでケアのしすぎにも注してください。
最近では制汗作用のあるデオドラント製品も販売されています。制汗作用があるものであれば、脇の汗を止めてくれます。
汗が出なければ細菌も繁殖しないのでニオイは発生しませんよね。ですので、デオドラント製品を使用するのも効果的ですよ。
まとめ
運動は健康にもよいですが、体臭対策にもなります。体を内側から変えていくことでニオイ対策になります。
短期的に効果はありませんが、長期的に続けていくことで体質改善につながります。積極的に運動をするようにしましょう。




