「階級なんて気にしない」という人の心理
お久しぶりです、きのこです。前回のブログからだいぶ時間が経ってしまいました。私は現在、生後5ヶ月の子どもがいるのですが、帯状疱疹や腱鞘炎の悪化、採血結果で脂肪肝を指摘された影響でしばらく通院が続いていました。やはり年には勝てないか"(-""-)"さて、今回のテーマは「階級なんて気にしないという人の心理」についてです。これも自衛隊あるあるですよね。階級章に関する話は、もしかしたら自衛隊を語る時にはずっとついて回る永遠のテーマなのかもしれません。そして今回は現役・元女性自衛官というよりは、現役の男性自衛官もしくはそのパートナーの方で、同じ境遇の方との人間関係に悩んでいる人(例えば、今官舎に住んでいる方など)の参考にして頂ければ幸いです。きのこは基本的に、自衛官、元自衛官でなく、自衛官の配偶者やその家族、もしくは交際相手などのパートナー(発言している本人自身は主に民間人)がこの発言をしたら、大概それは嘘ではないか?とまず疑う人です。そして、ここからが肝心なのですが、その人の前後の会話(自衛隊関係以外の会話でもよい)もしくは後日会った時などに何気なく発せられた一言、行動、自衛官(もしくは他の自衛官)とのやり取りなどを通してまとめ、その人の真意を理解するよう心がけています。なぜなら、相手が聞いてもいないのにこういう発言をする人は、大体会話内容に一貫性がなかったり、話に齟齬がある場合が多いからです。どういうことかと言いますと、例えば「私は旦那の(もしくはパートナーの)階級なんて気にしない。」と言いながら、・将来に対し漠然とした不安を抱えているが、どうして良いかわからない。またはそれに対し特に何もしていない、何をして良いか分からない。・金銭面、仕事面で強い不安を抱えているが、何も対処していないか諦めている。・自分のパートナーには安定を強く求めている。・人と自分をよく比較する。(例:相手の夫の勤め先、年収、もしくは結婚の有無など)・変わった経歴や面白い取り組みをされている人などを見たら、まず批判することが多い。・社会的地位の高い職業についている人に対し、必要以上に謙遜するか高圧的な態度をとる。・基本的にその人の周囲の人間関係はイエスマンが多く、意見する人はほとんどいない。・自分より下だと思っていた人や絶対に成功しないと思っていた人が社会的に成功したり、やりたいことをやって幸せそうにしていると、嫉妬したり自分が出来ない言い訳をする。・独身の女性にやたら厳しい(笑)。・「階級は気にする」と発言すると、すごい剣幕で噛みついたり反論する。上記で挙げた例はほんの一例にすぎませんので、まだあるかもしれませんが、 こういった人は、高確率で階級を気にしている場合が多いです。口では気にしないと言っているのだから、そうなんじゃないのとか思うかもしれませんが、要するに権力志向なので、大概気にするもしくは気になってしょうがない人だったりします。だったら、最初から「階級が気になる」と正直に言えばいいのに(笑)。そう思う方は多いと思いますが、ここが言葉のロジックというか、面白いところでして、こういった人は何故か「気にしない」と言います。なぜでしょうか。まあ、大半は無意識であることが多いのでしょうがないところもあるのですが、恐らく夫もしくはパートナーの男性自衛官に対して後ろめたい、もしくは彼らの目が気になるからなんでしょうね。きのこが女性自衛官として勤めていた時、大半の男性自衛官は自身の階級ではなく、自分自身を良いと思ってくれる、自分を理解してくれる人を望んでいたように思います。付き合っている女性に「階級なんて気にしない」と言ってもらうと、大抵の男性自衛官は嬉しそうにします。これは男性特有の感情なのかもしれませんが、自分が心に決めた人には最後まで自分の味方でいてほしいのでしょう。しかし、自衛隊は階級社会ですから、そこに勤めている以上は定年まで階級が付きまといます。そして、階級によって俸給や将来も決まります。(定年時の再就職にも影響あります。)階級は民間で言う給料・年収、その人の会社での地位、将来性を表します。なので、自衛隊に勤めている本人が階級を気にしないなんてことはありません。人によって関心度の強弱はありますが、ある程度は気になるのが当然です。つまり、「階級なんて気にしない」とこちらが聞いてもいないのに自分から発言するのは、こういった男性心理をうまく突いた発言といえます。そして、この発言が主に民間人の女性同士でなされる場合は、「私はあなたと違ってそんなことを気にしていない」「私は彼を心から理解し支えているんだ」という一種のマウンティングといえます。相手が独身女性でパートナーが現在いないとなると、殊更に自分は彼の仕事を理解しているだとか言い、彼に尽くしている良妻を装います。→あなたには夫の職場の自衛官は紹介しないわよ、 あなたには自衛官の妻(もしくは彼女)は無理よ、という意思表明の場合もある(笑)。こういう人に会ったら、まあ触らぬ神に祟りなしで一定の距離をおきましょう。関わると非常に面倒なことになる可能性大です。精神状態が不安定な人も結構います。そして、独身の方(主に女性)は、この人からの紹介は諦めて別の人にお願いしましょう。まずまともな人は紹介されないでしょう。逆に「階級を気にする」という人はどんな人でしょうか。これは結構理由が明確で、納得できるものが多かったりします。例えば、結婚後も仕事を続けることを望む女性ですと、転勤の回数を気にすることが多いです。(なるべく転勤はないほういいので、陸曹がよいとかいう人います。)陸士の方ですと、部隊によっては数年営内者を経験しないというけないということから、結婚してもすぐ一緒に同居できないこともあります。また、3曹以上にならないと定年まで自衛隊で勤務できないため、嫌だという人もいます。(そりゃあ、これから妊娠・出産、育児を考えると、女性は不安ですので当然ですね。)あとは、高級幹部など上の方の階級になるほど大学を出ていますし、本とか結構読んでたりするので教養のある人が多いのですが、下の方へいくほど高卒、体力自慢で勉強は苦手という人がどうしても多いです。なので、大卒である程度名の知れた企業で勤務されているOLさんとかだと、「話が合わない。」と感じるため、出来れば幹部がいいと言われる方もいます。(これも道理ですね。合わないものは仕方がない。)など、至ってシンプルで筋が通っていることが多いので、上記のような面倒くさいやり取りする人はいないです。そして、こういうことを理由とセットではっきり言える人は結構自立している人が多いです。まあ、長くなりましたが、きのこの経験から言わせてもらうと、本当に階級なんて気にしない人というのは、まずそういう会話自体しません。鉄則ですね。だって、そんな会話しても全然楽しくないですから。民間で言う給料や役職、出世コースか否か、会社でどんだけ偉いのかなどを言っているようなものです。そして、自衛隊に興味ない人やあんまり知らない人だと知識がないので、まずそんな会話になりません。なので、聞いてもいないのに「階級なんて気にしない」という人の心理は、ある程度自衛隊について知識があり、実は気にしている人ですので、その辺を理解した上で官舎やママ友などのグループでは当り障りのない会話をして、うまくやっていくことをお勧めします。