「スラムダンク」の主人公。自称「天才」。

湘北高校1年生。

身長…188cm→189.2cm

背番号…10

ポジション…パワーフォワード、センター

バスケットシューズ…NIKE AIR JORDAN VI(白×赤)→NIKE AIR JORDAN I(黒×赤)

 

赤い髪がトレードマーク。インターハイ予選・海南戦の後に坊主頭にした。お調子者で目立ちたがり屋。中学時代に50人もの女子にフラれた。その中の女子にバスケ部の人が好きと言われてからバスケットを毛嫌いするようになる。そんなある日、「バスケットはお好きですか?」と声を掛けてきた赤木晴子に一目惚れし、誘われるがままに入部する事に。ルールも基礎も知らない花道は地道な練習に不満を覚える。中学からのスタープレイヤー流川に対しては晴子の思い人でもあるため気に入らず、一方的にライバル意識を燃やす。程度の低い意地の張り合いをしては周囲を困らしている。

仲間思いで、情に厚い。バスケ部襲撃事件でチームメイトが負傷した際は敵討ちといわんばかりの対抗をした。赤木が海南戦で怪我をした時は、赤木の穴を埋めると闘志を燃やす。陵南戦では「この試合で負けたら最後だ」と言った木暮の言葉が花道の心の中で印象に残っており、試合後は「引退が伸びたな」と激励した。豊玉戦で流川が南のラフプレーによって負傷した時に怒りを露わにした。流川とはお互いパスをも拒む犬猿の仲ではあるが、無意識にも互いの成長、実力を認めていく。

 

赤木を「ゴリ」、魚住に「ボス猿」、南を「カリメロ」など、チームメイトや他校の選手にその特徴を突いた失礼なあだ名をつける。海南の清田を「野猿」と呼び、清田からは「赤毛猿」と呼ばれる。

 

食欲旺盛。学業の成績は悪く、湘北バスケ部で流川、三井、宮城も追試を受ける事になり「赤点軍団」と名付けられた。

 

バスケこそ初心者ではあるが運動量は初段階から赤木をも目を見張るものがあった。

派手なダンクばかりしようとする花道だが、晴子と共に「レイアップシュート(花道は『庶民シュート』と言っている)」の早朝特訓をする。晴子は自身が兄に教えられた事を基に花道にコツを伝授する。

県下ベスト4の強豪・陵南高校との練習試合が行われる事になった。花道にとっては初めての試合である。試合前日に赤木から「リバウンド」を教えられる。後に花道は自称「リバウンド王」と呼ぶまでになる。連続して最高到達点にジャンプ可能で、滞空時間も長い。陵南の監督・田岡からは「危険な素人」と見られていたが、インターハイ予選で花道の成長に驚愕する。

持前のスピードを活かして、相手のパスを予想外のところから奪いに行くこともできる。走り回ったりパワープレイを繰り返しても尽きないスタミナ、驚異的な身体能力、様々な技術を的確に身につける底知れない素質は、監督の安西・他校の主力選手や監督も非常に高く評価している。リバウンドのほか「ハエタタキ(シュートブロック)」やリョータ直伝「フェイク」などを得意技とする。

パス、ドリブルは未熟な面があり、勢い余ってトラベリングになる事もあった。

海南戦で花道のフリースローは入らないと見抜かれ、わざとファウルをされる。しかし、「抱えたボールを下から掬うように投げる」という特異なフリースローフォームを考えだし、それまでは一度も入らなかったフリースローも克服。海南戦後、オフェンスに参加する為にゴール下のシュートの特訓をした。陵南戦で成果が発揮され、海南メンバーは驚愕し、牧は「様になってやがる」と言った。練習試合後に花道へ「オレを倒すつもりなら死ぬほど練習してこい」と進言した仙道は「死ぬほどやってきたってわけか」と胸中で呟く。

インターハイ直前は2万本という凄まじいミドルシュート練習をやりぬき、ミドルシュートを習得した。

翔陽戦ではファウルにはなったが豪快なダンクをし大歓声を浴びる。海南戦でもダンクを決め、「神奈川No.1」の牧を吹っ飛ばしたことで観客の注目を浴びる。武里戦には出場しなかったため、観客から「あいつ(桜木花道)を見に来たのに…」などという声があり、注目の高さが伺える。インターハイ予選・陵南戦での選手紹介でも大きな歓声を受けた。序盤こそ湘北を応援する声が少なかった翔陽戦、海南戦、山王戦でも花道のプレイによって会場のムードを変えた。

陵南の仙道、海南の牧は花道の潜在能力に目を見張る。翔陽の花形は花道の瞬発力の凄さを知り、リバウンドの実力を認めている。

海南の清田、豊玉の岸本とは試合中もトークバトルを繰り広げていた。

山王戦では美紀男がゴール下でしか得点できないことを自身も同じ経験があるため見抜いてディフェンスを行ったり、沢北の行動を読んで対抗策を赤木に進言するなど、頭脳的な面も見せる。山王の監督・堂本は花道のリバウンドを封じるために河田がマンツーマンで当たることを指示する。「日本高校バスケ界最強のセンター」の河田が花道をマークする事で周囲は驚愕。晴子は花道が認められていると確信して歓喜。

山王戦の終盤で花道はルーズボールを追いかけた際、背中を負傷。花道自身と彩子はこれまでの急成長が怪我のリハビリによって奪われてしまわないかと危惧していた。

 

インターハイ後、花道はリハビリに励み、晴子からの近況報告の手紙を読むのが楽しみになっている。

 

 

「俺はバスケットをやる…バスケットマンだからだ」

 

陵南戦(練習試合) 

「センドーはオレが倒す!!」

 

翔陽戦

「ゴール下の王者桜木!!」

 

海南戦

「打倒海南!!」

「超えてやる!!神奈川No.1を超えてやる!!!」

 

陵南戦(インターハイ予選)

「この桜木率いる湘北は同じ相手に2度は負けん!!」

「この天才をフリーにするとはね……」

 

山王戦

「あきらめたら そこで試合終了ですよ……か」

「ヤマオーはオレが倒す!!by天才・桜木!!」

「おめーらバスケかぶれの常識は オレには通用しねえ!! シロートだからよ!!」

「選手生命…終わりだ… 庶民ならな…」

「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか? オレは……… オレは今なんだよ!!」

「やっと……ダンコたる決意ってのができたよ」

「いずれ世界に出る このオレにとってヤマオーなど通過点にすぎんからな!」

 

「左手はそえるだけ」

 

安西監督

「リバウンドとガッツを湘北に加えた」

 

 

「天才ですから」