もう、最悪な夏とは、サヨウナラしよう。
ずっと、ずっと、同じことを繰り返してきた。
不誠実な相手を責める為、
手にナイフを持ち(本物のナイフではありません。ご安心を)
相手に向かって振りかざす。
不誠実な人間は傷つかないし、悪いとも思わない。
すると、振り上げたナイフは、
今度は、自分に向かって、
自分をズタズタに切りつける。
こんなことを何度も何度も繰り返した。
お腹いっぱい、飽きるほど、傷ついた。
しかし、ここからは何も、得るものはなかった。
いや、”なにも得るものはない”、ということが、
唯一、獲得した大きな成果だと思えるようになった。
教訓として、骨の髄まで、染み込んだ。
そうしたら、
こんなに頑張って戦ってきた自分は、
こんなに頑張れた自分は、
もしかして、
とっても、すごいんじゃないの!って思えてきた。
一筋の光が見えてきた。
とりあえず、
ご苦労様だ。
よくやった!
ゆっくり、ゆっくり、
まずは、傷を治癒して、
きちんと、ご飯が食べれるように、
夜はゆっくり眠れるように。
穏やかな心と、自信を、
少しづつ掴んでいこうかな!って。
タダじゃ転ばないぞ!
この戦歴は、すごいぞ!
だから、もう、この最悪な夏とは
サヨウナラです。