部屋に散乱している物の中から
参考書を手に取る。
数秒それを見つめていると、弾けそうになる心が私の体を支配する。……
…………バンッ…………音のない私の部屋に
その音だけが響き渡る。
………………なんでっ………………。
言葉にならない思いが、思考を濡らす。
涙が止まるのと同じくらいに、体が動き出す。
勉強机に座る。腕の中に顔を埋める。
また目頭が、涙を流す準備をしている。
もうでてこなくていいんだよ。
どうにもならないのだから……
クスッと笑ってしまった。
目頭に話しかけている、自分が憐れに見えて。
いつからだろう?
孤独と感じだしたのは……
友達はいる。友達とも思われている。
父はいないが、母も祖母も一緒にいる。
経済的には、豊かの方だと思う。
この暮らしの何が、私を孤独にしているのだろう……。
音のない部屋で思い出に耽る。