登場人物

 

   ノエ

    ミナ

    スー

ノエの夢を見せてもらった次の日  

食材を買いに お店に来た3人 

ノエの目がキラキラしていた 

 

「むむっ 何という品揃えじゃ 今日は特別な日なのかの?」 

「え~ これが普通だよ~」 

「魔界には こういうお店はないの?」 

 

「色んな店が出ている 市場はあるのじゃが  これ程大きな店はないのう」 

「そうなんだ でも市場を見て回るのも楽しそうだけどね」 

「そうだね~ マルシェだっけかな~」

 

「魔界へ行ったら 我が連れて行ってやろうぞ  今はここを見て回るのじゃ」 ノエはワクワクのようだ    

 

ミナの頭の中には しっかりと献立が出来ているようで  迷いなく 肉  野菜  魚介等を順序良くカートに入れていたが  ノエがあちこち飛び回るので  買い出しは 中々終わらなかった 

「これは何じゃ?袋に入ってカチカチではないか 食べれんぞ」 

「これは冷凍食品て言って 長く保存するために 凍らせてあるんだよ」 

「ほおぅ 賢い保存方じゃの」

 

「これは何じゃ?かねの筒に絵が描いてあるぞ」 

「これはね~ 缶詰だよ~ これも長く保存する為の物だよ~」 

 

「ほおぅ これも保存の方法なのじゃな 人間とは実に賢い者じゃのぅ」 

「魔力が無い替わりに  知恵でやりくりしてるんだよ」 

「成る程のぅ 我等は何でも魔力に頼り過ぎなのかもしれんのぅ 見習うべき所じゃな」 

 

「魔界の保存方法って~ どんなのがあるの~?」 

「普通は魔力で 時間凍結するんじゃが  他は干物にするか 塩で漬けるかじゃの」

 

「時間凍結って 採れたてで保存出来るって事でしょ?やっぱり魔力って最強だね!」 

「もうチートだね~w」   

 

他にも飲み物やら お菓子やらを買い込み やっと買い出しは終了 

 

「さて じゃあ行こうか スーちん 目的地はどこ?」 

「あの山の向こうだよ~ 大きな湖があるんだ~」  

「おぉ 湖か!獲物はいるんじゃろうかの?」 

 

「いるよ~ 大きな魚もいるんだよ~」 

「へぇ~ スーちん行った事あるんだね」 

「うん 子供の頃だけどね~ 懐かしいな~」

 

「よし 少々遅れたが いざ出発じゃ! 」 

「遅れたのは誰のせいでしょうかねー(^_^;)」 

「何か言うたかの?」 

「別にーw」 

 

前回の失敗があるので 着地はせず 一旦上空で留まった 

 

「うわー最高の眺めだね!」 

「上から見るのは初めてだよ~ 凄くいい景色だね~」 

「観覧車などいらんじゃろ?で どこに降りればいいのじゃ?」 

「ちょっと待って もっとゆっくり見たい」 

 

それから あの山の向こうには何があるとか 海はどっちだろうとか 結局30分以上も見ていた

 

「ふぅ… そろそろいいかの?何か飲みたくなってきたのじゃ」 

「あ ゴメンゴメン もういいよ(^_^;)」 

「降りる所はね~   向こう側の岩が見える辺りがいいよ~」 

「うむ 了解じゃ」 

 

シュッと移動して  大きな岩の上に降りた ノエは チョコン と座って さっき買った 飲み物を取り出して飲んだ  ダークベリーサイダー 

 

「うむ 複雑な風味じゃが 美味じゃの」 

「一息ついたら炊事場の準備するから  スーちんとノエちーは

テントの設営をお願いね」 

 

一息ついてから 

 

「スーちん  テントとは何じゃ?」

 「テントは寝たり休んだりする所だよ~ こんな感じの 簡単な家みたいな物だよ~」 

スーは絵に描いて見せた  

 

「ふむ この外壁は何で出来ておるのじゃ?」 

「防水加工した布が一般的かな~」 

「布じゃと!? そんな貧弱な建物の中で過ごすのか 信じられないのじゃ」 

 

「え~ でもキャンプってそう言うものだよ~」 

「いやいや どうせならその辺の木で 小屋を建てた方がよいじゃろう」 

 

「でも勝手に木を使うのは ダメなんだよ~」 

「フッw 元に戻せばよい話しじゃろ」

 

ノエはそう言うと 指揮者のように手を振って 周りの木で 立派なログハウスを建ててしまった 

 

「うえ~ このログハウスを元通りに  立ち木に戻せるの~?」 

「当然じゃ 我にとっては造作もないことじゃ」 

「うわ~ やっぱりノエちーは凄いね~」  

「にゃ~ははー こんな事で誉められても嬉しくないのじゃ」 

 

でもノエは凄く嬉しそうな顔をしていた そこへミナが来て

「ノエちー 炊事場の  うわっ!

テントじゃなくて ログハウスが出来てる(゜ロ゜;ノ)ノ」 

「これの方が快適じゃろ?」

 

「テントより遥かに快適だけど 使った後どうするのこれ」 

「それがね~ また元の立ち木に戻せるんだって~ 凄いね~」   

 

「木材100%じゃからな 跡形も残らんわw」 

「へぇー中はどうなってるの?」 

 

入ってみると何もない いや 床も無ければ内壁も無い しかも空がすけて見える 暑いので隙間風が気持ちいい って そういう事じゃない 

 

「ノエちー 外観はいいけど これじゃテントの方が快適だよ(^_^;)」 

「いやーすまんすまん 中身は全く考えとらんかったわ ( ´∀`)

で?ベッドルームにすればよいのかの?」 

 

「これだけ広いんなら~ 他にシャワールームとトイレも欲しいね~」  

 「トイレ 重要だね」 

「うむ ではこれでどうじゃ」 

 

空中から いきなり何かが落下したような感覚だったが 一瞬で内装が出来ていた 

 

「おぉー 完璧だよノエちー」 

「これなら普通に住めそうだね~」 

「住むなら もっと大きくせんといかんのぉ」 

「あ~ でも今回はこれでオッケーだよ~」 

「それでさぁノエちー 炊事場の方にカマドみたいなの作って」

 

ノエはカマドを作った と言うか 出した 

「ありがとう じゃあ仕込みするから 二人はタキギを集めて来てくれない?」     

 

「オッケ~ ノエちー 集めに行って来よ~」 

「面倒じゃのぅ そこの倒木で 

マキを作ればよいのではないかの?」 

 

「え~ そっちの方が大変だよ~」 

「フッw 我を見くびるでないわ 見ておれっ はっ」 

カンカン コンコンコン  サッと手を振ると 一瞬で山積みのマキが出来た 

 

「うえ~ 流石はノエちー 便利屋さんだね~」 

その後も色々と注文して 準備は全ての整った

 

「じゃあBBQから始めよう 網で肉を 鉄板で野菜を焼いてね 炭火だから美味しいよd(^-^)」 

 

ジュージューと焼ける音と  香ばしいかおりが食欲をそそる キョロキョロと見ていたノエに ミナが教えた 

 

「ノエちー そっちもう食べれるよ タレに浸けてから食べてね」 

「おぉ そうか では頂きますなのじゃ」 ニッコニコで一つ食べると 

 

「にゃはー美味じゃのぉ

           (*´∇`*)」 

肉は牛 豚 鶏の3種類 プラス エビと貝 どれも焼き目がついて とっても美味しそう 

「これも これも美味じゃのぉ」

 

「肉ばっかりじゃなくて 野菜も食べてね」 

「野菜はどうでもよかろう?」 

「ダメだよ~ 健康の為に野菜も食べよ~」   

 

「あのじゃな 我等は非日常を堪能する為に来ておるのじゃぞ 

健康よりも まずは好きな物を

たらふく食べるのが道理と言うものじゃろう!」 

 

「あっ!そうか つい日常の癖が出ちゃってるねf(^ー^;」 

「そうか~ なら私も~ ノンアルじゃなくて 本物のビールにすれば良かったな~」 

スーはそう言うと 2本目のノンアルをプシュッと開けた ノエはニヤッと笑うと  スーのノンアルビールに 何かしたようだった   ゴクッゴクッ 

「ブハ~ やっぱり外で飲むビールは最高だね~(≧▽≦)」  

 

2本目を飲み終わる頃 顔が赤くなっていた 

 

「あれ スーちん 顔赤くない?」 

「う~ん 何かね~ 気持ち良くなって来たよ~(//∇//)」 

ノエはその様子を ずっとニヤニヤしながら見ていた 

「あー!ノエちー スーちんのビールに何かしたんでしょう!」 

「にゃっはははー 本物がよいのであろう?望みを叶えてやったまでじゃ」 

 

「うへ~ これが非日常か~いいもんだね~(//∇//)」 

プシュッ   スーは3本目のノンアル いや 普通のビールを開けた ゴクッゴクッ 「ブハー」 

 

「ちょとスーちん!  飲み過ぎだってば   ってか 本物のビールなんて飲んだ事あるの?」 

「あるよ~ でもね~ 飲んだ後 どうなったか覚えてないんだ~ デ~ヘヘ~(*´∀`*)」 

 

「もう酔ってるじゃん!ノエちー 何とかして」 

「まぁ良いではないか 後で何とかしてやるでの スーちん 我にも一本くれんかの?」 

「デヘヘ~  飲んで飲んで~ ミナっちも飲みな~(//∇//)」

 

「かんぱー~い」 スーとノエは宴会モードになっていた 

「私は未成年だから飲まないよ!ってか スーちんも未成年でしょ」 

 

「デへ~ まぁ そう硬い事言わないでさ~ 非日常なんだから~」 

「そうじゃぞ ミナっちもたまには羽目を外さんといかんぞ ほれ 肉食べな~」 

「いや 肉も野菜も食べるよ 私はね」  

 

そんな感じで 宴会は進んだ 宴会だっけ? 

 

「はい 肉はこれで終わりだから カレー食べよ」 

「デヘヘ~待ってました ミナっちカレー 私は大盛ね~」 

「これがカレーと言う物じゃな」 

 

ノエはカレーを一口食べると 

「うお!この味 香り 辛さ 何と言う深みじゃ 異世界には こんなに美味な食べ物が  

まだまだあったんじゃな!」 

 

「デヘ~ ミナっちのカレーは世界一美味しいんだよ~ 異世界一かもしれないよ~」 

「それは言い過ぎだってwでも愛情込めて作ってるから 美味しいって言ってもらえるのは嬉しいね(^o^)b」 

 

「ハグッ ハグッ うほー止まらん いくらでも食べれそうじゃのぉ」 

「おかわりあるから いっぱい食べてね」   

結局 一鍋全部食べてしまった

 

「ふぅー 我は満足じゃ」 

「まさか全部食べるとはね(^_^;)」 

「デヘ~大食い対決で 優勝出来そうだね~」 

 

「そんな催し物が  あるんじゃったら 是非出てみたいのぅ」 

「仮装大会にも出たしねw」 

「うむ!次は絶対に優勝するのじゃ」 

「仮想の仮装大会 デッヘヘ 

デ~ヘヘ~(*´∇`*)」 

「おやじか!」 

ミナのツッコミが入ったところで スーを素面に戻してもらった 

 

「あれ~ さっきまでの高揚感は 何だったんだろ~(@_@;)」 

「面白かったのに 残念じゃ」 

「片付け終わったら 焚き火の前で 色んな話ししょう 酔ってたら台無しだよ(^_^;)」 

「うん じゃあ片付けよ~」     

 

スーは心なしか シュンとしてるようだった  まぁ 酔って高揚してる所を いきなり素面に戻されたら 喪失感しかないだろうけど

(;´д`)  

片付けを済ませて 三人で焚き火を囲った 

「やっぱり焚き火ってさ~ 何か落ち着くよね~」 

「そうだね ホッコリするよね」 

「城にも暖炉があってのぅ その前で よくうたた寝したもんじゃ」 

「ねぇ ノエちーってさぁ」

 

三人は焚き火の前で色んな話しをした 内容は機会があればまた 話の展開から ミナとスーが ノエの頭をナデナデしていた 

 

「にゃ~はー やめるのじゃ それ以上やると我は」  

「我はなに?」 

「我は 我は はにゃ~」 

コテッ  ノエはその場に寝転んでしまった 本当に寝てしまっている 

 

「これが落ちるって事なんだね~」 

「こう言う所はお子ちゃまだね ねぇスーちん 私達の前では 

思いっきり甘えさせてやろうよ ノエちーもそれを望んでるんじゃないかな」 

「そうだね~ そうしよ~」

 

ノエの寝顔を見ながら 暫く話していたミナとスー 三人の絆は更に強まったようだ