漸くスーって娘の調べがついた  伊の谷(イノダニ)と言う極めて優秀な人材を輩出する 

いわゆる忍の里の出身で ミナちゃんにはある任務で 接触したらしいが 

詳しくは直接本人に会って確かめるしかない  彼女の上官に呼び出してもらったので 

敢えての質問をぶつけてみよう

 

           

 

 

  [ わざわざ来てもらってすまなかったね  私の名前はレイだ いくつか確認したい事が

  あるので  質問に答えてくれるかな?]

[ ハイ いいですけど なんでしょうか〜?]

  「 君の本当の名前は霧山朱兎 (キリヤマ スウ)伊の谷の出身だね?」 

「!? なぜそれを!」 ん! 一瞬で気配が変わった 凄い殺気だ やはりこの娘は本物だな

 「そう警戒するな  私も君と同じチームジップスの一員だ  と言うか

  私は創設者の1人なのだ」 

 

「創設者?嘘をつくなっ!」 

 「まぁそうなるか  これは私の認証カートだ  確認してくれ」

「…ヘッドナンバー にゼロがみっつ! これは最高幹部のID あなたは…    

大変失礼致しました 非礼をお詫び致します どうかお許しを」 

 

そう言うと スーは深々と頭を下げた

 「頭を上げてくれ 分かってもらえればそれでいい 

  改めて聞くが  君は伊の谷の出身で  間違いないな?」

「ハイ 里はもうありませんが 私は里の出身です」

 「そうか やはり君は本物だったか 伊の谷の民は全滅したと聞いたが  

 よくぞ生き残って くれた」

「いえ 私はただ生き恥を晒しているだけです」

 「それは違うぞ  君が生き残った事には意味がある  伊の谷の民ほど 優秀な人達は

 いない その血筋を守るのが君の役目だ   恥じる事など何もない」

「そうでしょうか?  私には自信がありません (-_-;)」

 

 「君だから出来る  私はそう信じる  ずっと一人で悩んで来たんだね?

  辛い事も悲しい事も沢山あっただろう  今まで良く耐え抜いてくれた 

  私は君に会えて嬉しい  もう一人で抱え込まなくていい  

  今後は私が君の身元を保証する  直轄の部下として一緒に働いてもらえないかな?」

 

「ありがとう…ございます  私は今までずっと自分1人が生き残った事に罪を感じて

生きて来ました  こんな暖かい言葉を頂けるとは  夢にも  夢にも思いませんでした  

 。・(つд`。)・。  先程は身元が知れてしまったら  ミナっちに会えなくなるのでは 

そう思ったので殺気だちました  誠に申し訳ありません」

 

  「それなら心配いらない 私が責任を持って対処する ミナちゃんとは普通に会えるぞ」

 

「感謝致します  私の全てをお預けします  あるじ様m(_ _)m」

 「あるじ様は堅いなwでも会えなくなるのが心配って事は任務だけの関係じゃ

 ないようだな」

 

「ハイ 最初は任務の事しか考えてなかったのですが  ミナっちもテル姉さんも 私を

本当の家族のように扱ってくれました  絶対に失いたくない存在です  もし失ったら

今度こそ私も生きていません」

 

  「そうだな あの二人は私にとってもかけがえの無い存在だ 君の任務は護衛だったな」

「ハイ 命に代えてでも守り抜けとの命令です」

 

 「そうか では改めて私からの任務を伝える 現状維持 その一点のみだ これからも

 ミナちゃんの良き友でいてくれ   それと いくら任務の為でも  君自身の命は決して

 粗末にしてはいけない   これは絶対命令だ  確かに言い渡したからね」

 

「御意!あるじ様」

  「いや あるじはやめてくれ   姉さんとでも呼んでもらおうかw」

「…承知しました 姉様  (///ω///)」  

いつもの間延びした喋り方は人の警戒を解く為の戦術らしい 本当は凄く賢く誠実な

喋り方をする  私はそっちの方が好きだが  でも任務以外ではあのポワンとしたイメージで

行くそうだ  素に近いんだとさ

 

さて ミナの護衛とは? どうして命に代えても守らなくてはならないのか そのお話しは またいつか