〓 単身の赴任がつづる恋の数                                                            


〓 花を見る瞳で俺を見てくれた      


〓 俺の嘘バレバレなのか薔薇の棘

〓 あなた先どうぞと妻が墓を買う

〓 愛の巣が金魚鉢だと気がついた

〓 合いかぎを胸に抱きしめ一人寝る

〓 モッコウの薔薇には棘はありません

〓 やじろべえどちらにしようか揺れ動く


〓 我が誇り背後より人傷つけぬ

(*^▽^*)

〓 ひろびろと馬入の河口に夕日入る海鳥の群れ飛び去りてゆく

〓 モンローの「帰らざる河」口ずさみ河口はるかなタンカー見ており

〓 違反せし罪の重さの自覚なきひたすら守る壁を作りて

〓 魂よいつまで悩むかむなしさの続ける命の果てる日までか

〓 この孤独癒す術なくひたすらに荒ぶる吹雪きに身を打たす今日

〓 造成の宅地は売れず広々と雪まだ残り朝日に映える

〓 何度でも生まれ変われる気を持たす今朝の新雪ふみて歩きぬ

〓 汚れなき新雪のごとありたしと吹雪ける空に向かいて祈る

〓 ゆるやかにコスモス揺るる麓から美麗な富士はくっきりと見ゆ

〓 インタービュー受けるアラブの少年の眼は澄みて聖戦という

〓 ひろびろと馬入の河口に夕日入る海どりの群れ飛び去りてゆく

〓 桜ばな散りゆくさまを無言にて眺めいたりししばしの間

〓 この谷戸は未だ清き水流れ夏の来れば蛍飛び交う

〓 刻々と日は沈みゆく山陰に富士は黒ずみ茜の空あり

〓 朽ち果てし砂丘におかれし廃船に舟虫あまたうごめきており

〓 一重散り八重の桜はほころびぬ自然の周期の確かさ思う

〓 この黄なる菜花の咲ける菜園の向こうに輝く白き富士あり

〓 この誇り明日は捨てなむ思いあり孤高にいきるなんと難し

〓 せせらぎが三筋集まり水多く魚影すばやくキラリ輝く

〓 全山を覆えるごとく芝桜咲き乱れており藻琴の春よ

〓 なにごとも許容できるという友の心の広さ吾にはなけれ

〓 暑き日の続けば夏の野菜類その成長の速さに驚く

〓 リラ咲ける北の大地は春盛り薄暮に浮かぶ花を見る君

〓 メールにてリラの香りを受け取りぬうっとり見ているその文言を

〓 薄闇に浮かびしリラの花びらは輝く君の姿にありしか」

〓 すれ違う女みな君と見える時薄暮に浮かぶやさしき君よ