師匠の生き様に神を見た
開運マスター櫻庭露樹の
【全捨離のすすめ】メルマガ
海外によく連れて行ってもらった
僕の師匠が昔、可愛がっていた弟子に
お金を貸したことがあった。
500万円だったかな。
彼はどうやら、実家の父親が
大病になってしまって
治療にかけるお金がないということで
師匠に泣きついたようで
師匠も心配して
彼を応援して、理由も聞かずに
その大金をすぐに手渡していたんだけど
そのお金を受け取ったら
彼は突然、仕事に来なくなり
こつぜんと姿を消して
いなくなってしまったんです。
心配をした師匠がスタッフに頼んで
探し回ったけど見つからず
数年がたったころに
海外の街でバッタリ会うことになった。
僕は何も知らずに
そのシーンにいきなり立ち会った所から
このストーリーは始まります。
師匠は、数年ぶりに会った
その部下を捕まえてこう言いました。
「おいおい、お前、生きていたのか!」
すると彼はものすごくびっくりして
おびえるように言いました。
「師匠、ごめんなさい」
そしてひたすら土下座をする。
すると、
師匠は泣きながら彼にこう言いました。
「お前、俺がどれだけ心配したと
思っているんだよ!!
親父さんはどうした?!」
話を聞くと、父親の病気も
看病や医療費にお金がかかることも
全部、嘘だったんだ。
師匠はそれを聞くなり
身体中の力が抜けて
優しくこう言いました。
「良かった。本当に良かった。」
完全に、状況が読めずに混乱していた僕ですが
いつもは上機嫌で強気な師匠が
珍しく感情的になっているのに驚いて
さらに、そんな事情を聞いて
二度目の衝撃を受けたんだ。
「良かったね」って言ったけど
大金持って逃げた部下に
僕ならそんなこと言えるかな。
と我が身を省みる。
師匠にとってその大金は
一般の人に比べたら
そんなに大金じゃないから
怒らないんだよって
思う人もいるかもしれないけど
そんなことはなくてさ
部下のことを信用して
本当に家族のことを想っていたからこそ
何年も何年も、気にかけてあげていたんだ。
「あんなに良くしていただいたのに
師匠を裏切ってほんとうにごめんなさい」
そう言ってひたすら泣きじゃくる彼を
優しく諭してさらにこう言う師匠に
僕はシビレたよ。
「お前がそんなことになるなんて
よっぽどのことがあったんだろう。
俺に相談してくれれば良かったのに
水臭いじゃないか。」
もはや僕は絶句したね。
本当に、その部下のことを信用して
彼や家族の安否を心から
心配していたんだな。
それから二度とは、
彼と仕事をすることはなかったようだけど
師匠の生き様に、神を見た気がしたよ。
その人の本質は、
良いことの続く順境のときよりも
逆境、窮地に立った時に、
顕著に現れてくるものだよね。
大きな器の師匠に
少しでも近づけるようになりたいものだ。
誰かに裏切られた時に
「ばかやろう」って
ののしることもできるけど
その人の向こうに何があるのか
相手をおもんばかったり
相手の状況や心の中を
想像してみる余裕があるのかどうか。
そう言う在り方を
問われている気がしました。