いろいろな方のお話をうかがって、勉強させていただいています。

 

 

御園生直美先生の、講演を聴く機会がありました。

私は不勉強でよく知らなかったのですが、社会的擁護の世界では有名な方らしいです。

私が参加した研修ではなかったのですが、同様な講演があったようなので

そちらの広報チラシの画像をいずれ添付したいと思います。

 

<研修後の感想>

 

私と同じ未委託の方:受託する前に学ぶ機会が得られて良かった。

 

受託中の方:

「振り返ってみると、『あの時のこどもの行動はこれだったのか!』と、合点がいった。

もっと早く知っておきたかった。」

 

「知っておきたかったけど、やっぱり経験してみて納得がいった部分は大きい」

 

などと、意見が出ました。

 

私はというと未委託ながら、お別れをすることを考えるだけでボロボロ涙が流れてしまい、

「考えなくは無いけど、今を大切にしたい」と頑張っておられる里親さんは凄いなぁと思いました。そして、そんなつらい思いをするなら、委託が無いままでも良いかなぁ~と思ってしまう私がいます。

 

私と同じ思いの里親さん、結構いらっしゃると思っています。

私の住む地区では、養子縁組と養育里親と同時に登録ができます。

だからこそ、見た目上の里親登録数は多いらしいです。

 

 

さて、講演の先生のお名前を検索していて、いろいろな論文が出てきたのですが、

ネットで紹介されていたので自分用にメモしておきます。

コチラは医学系の雑誌。内容を見るとまるまる一冊、社会的擁護に当てはまりませんか?

 

 

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精神科治療学第31巻第7号 2016 特集ーこころの病理をさかのぼるー精神医学における乳幼児期の意義ー

 

・乳幼児精神医学という視点 石塚佳奈子・本城秀次 Pp839-843.

 

・乳幼児期の心理学に関する最近の動向 -心の理論の源流をもとめてー 大藪泰 Pp845‐850.

 

・妊娠・出産をめぐる母親の精神保健と乳幼児期の精神保健 キタ幸子・上別府圭子 Pp851‐857.

 

・乳幼児期のアタッチメントの形成とその障害 -その理解と治療ー 青木豊

Pp859‐864.

※アタッチメントとアタッチメント不全の場合に起きる障害、DSM‐5上の分類について学べる。

 

・乳幼児期の被虐待体験とその後の精神発達への影響 -反応性アタッチメント障害と発達性トラウマ障害ー 友明美 Pp865‐871.

※アタッチメントとその障害だけではなく、PTSDや生物学的基盤についても学べる。

 

・乳幼児期における愛着傷害の長期予後 御園生直美・上鹿渡和宏 Pp881‐885.

※愛着傷害とその歴史的背景について学べる。

 

・乳幼児の精神医学的診察の実際 ー子どもの行動観察を中心にー 本田秀夫 Pp913‐919.

 

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お読みいただきありがとうございました。