いろいろな方のお話をうかがって、勉強させていただいています。

 

6/15(土)13:00~

東京の日本医学会主催の「子どものこころのケア」という公開フォーラムに参加してきました。

関東は朝からずっと雨でした。

 

こちらのチラシは2月に、近所の総合病院の小児科で入手したものです。

無料というのも魅力でしたが、こういった公開講座はチャンスがあまりありません。

こどもの保育・教育・医療などに携わっている方には、当たり前の内容かもしれませんが、

とても新鮮で刺激を受けました。

 

会場には撮影機材が設置されていて、録画をしていました。

会場でいただいたチラシには、2ヶ月程度してからHP上で配信されるということでした。

日本医学会 公開フォーラム

 

 

前思春期~思春期は身体上の健康問題が少ないために、医療費の投入が少ないそうです。

 

ここから覚書

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学校での健康診断は、身体の健康チェックが主となっている。

身体は健康であるけれども、こころの発達が同時とは限らない。

子どものこころの問題をチェックするシステムが無い。

スクールカウンセラーが配置されていても、たいていは2~3校掛け持ちだったりする。

(知り合いの心理士さんが、食べていけないと話していました。)

 

10-19歳のこどもの健康問題のうち、1/6がこころの健康問題である。

その多くは~14歳までに発症するが、ほとんどが未治療になっている。

病気に限らず、身体面・心理面・社会面に対応できることが大切。

数分の学校健診だけではたぶん難しいであろう。

全体的にカバーできるよう小児科医のスキルアップが求められているけれども、

そこには現状、国の医療費の投入が少ない。

 

身体面といっても病気の事ではなく、健全な情動、性的なこと、身の安全の守り方など。

 

No:嫌なことは嫌と表現する

Go:良くない環境から遠ざかる

Tell:抱え込まずに人に話す

 

思春期対応の保健対策→病気自体は少ないため、医療者と接しないため、目が届きにくい。

学校での保健活動が大切。

きちんと対処できないと、不健康なまま、次の親世代を作ることになる。

 

こどもの死因で自殺が増えている。

うつ病=一番の経済損失になる。

 

医療から一次予防へ。その方が返って医療費が安くなる。

 

援助希求態度(親自身の助けを求める力)は子に伝達される。

しつけの方針よりも、(実際の)親の態度の方が伝わる。

 

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講演を聴きながら、施設で関わっているこども達を思い浮かべます。

 

 

お読みいただきありがとうございました。