ネイティブ発音とファッション | 英語は度胸とニューヨーク流!

ネイティブ発音とファッション


英語も度胸、愛嬌、センス!

英語の発音にこだわる人って多いですよね。
今回はあるブログからのインスピレーションでこの発音について。


前に書いたWBSの英語特集 でもちょっと言いましたが、英語の単語や組み立てそのものを勉強中って人には、とりあえず発音のきれいさは忘れてもらってもいいかな…と、またまた念を押しちゃいます。


ネットや観光で外国が身近な今、ますます英語が必要になってきて、習おうとする人たちも大勢。
もちろん、受け手としてだけ、映画観たり洋書やネットに書いてあることを読むだけでいいという人もいるでしょうが、ほとんどの人が、最終的には違う国の人たちと通訳も説明も誤解もなしに、じかにコミュが取れるようになればいいな、と思ってるはず。


そんなときにこの発音コンプレックスは大きな邪魔です。


言ってみれば、楽しみにしてたデートに出かけるのに、着ていく服が決まらなくてキャンセルしちゃうようなもの。
本来の目的だった「2人で楽しむ」ことを犠牲にしてまで、かっこよく見せる必要はありません。
相手がもうすでにあなたを待っているのなら、通り過ぎる人や鏡の中の自分に向かって誇示するのは、

他の時にしましょう。


それよりいろんな単語を目にして、センテンスに触れて、話したいことが話せるように、

聞きたいことが理解できるようにするのが、いわばファッションにおけるボディ&ソウルです。


単語は一つ一つの器官であり細胞。センテンスはそれをつなぐ血管であり神経です。

それらが骨や筋肉や脂肪をつくり、その上に着るものが発音。


国によっていろんな民族的特徴があるのと同様、さまざま発音になります。

あなたが真似しようとしてるのはこの「服」で、スタイルを作る体なしではどうしようもありません。


「私は形から入るタイプなの」と言う人もいるでしょうが、健康やスタイルはファッションのエッセンス(=essence)。英語では「必要不可欠な要素」と言う意味です。単なる風味付け、ではありませんよ~。
5歳の子がお母さんの服を着てもダブダブで、動きも取れません。


しかし、スタイルさえ整ってしまえば、相手はそれほど見た目にはこだわりません。何を着ても似合うからです。
カジュアルでもよし、エスニックでもよし、ドレスを着ればさらに素晴らしいし、キモノを着ればワンダフルでしょうが、いつもだとやっぱ飽きも肩こりも来ます。


あなたが話す相手がいつもアングロサクソンの英語の先生ではないなら、とりあえずしゃべってわかってもらえる方が大事。しゃべってわかってもらうには単語、そして日本なら中学生程度の初歩の文法が必要です。文法は、ここで言うなら体を包む皮膚。整ってたり荒れたりはしますが、あればOK.ないと怖いです。

服を着る体ができてしまえば、どんなファッションだって真似できます。

お好みの発音の人を選んで、練習で真似してみればきっと癖も変わるはず。

「治る」とは言いませんよ。あって悪いもんではないですからね~。


そして強いてあげるなら、発音の中のアクセントに注意すると伝わりやすいのは確か。


日本語を聞いてるときも、ふつう全部の文は聞いてないと思います。
要所要所のポイントとなる言葉を連続でキャッチして理解していると思います。
いわば言いたい単語さえ入ってれば、通じはします。アクセントもそうです。


THの発音がスでもズでもここには書けない完璧なモノでも、音が強調されるべきところで強調されないと、

相手はそれを見逃します。結果、ワカリマセン。

逆に単語が入って、何とか1音強調することが出来れば、分かってもらえる可能性は大きいです。
まあ、無理にファッションにたとえてみれば、ベルトやネクタイや靴ですね。
それによって全体が引きしまり、かつ全体のバランスが取れるのです。


それでもひとつ、発音上の注意をあげるならLとRの違い。


このRは国によっていろいろな種類の音があるので、聞く側はある程度経験があり、慣れてもいるので、

こちらの本来の意味を汲み取ってはくれます。
しかし、Rice と Lice のようにコメとシラミの違いがある場合だけは注意しましょう。

なまじ芋虫を食べる国もあるのでまぎらわしいかも。


Lの時だけ、舌を大げさに使うことをお勧めします。口をあけて舌を巻くところを見せるようにします。

こちらの方が完璧なRの発音よりずっと簡単です。


1番大事なことは、服が決まらなくても、ほころびやシミがあっても、着て出かけてしまうこと。
そしてそれを自分で大らかに笑ってしまう心です。
そうすれば相手も一緒に笑ってくれるでしょう。
それが1番のコミュニケーションとなるはずです。


英語は度胸と愛嬌!