こんにちは、カナコです。
昨日、目頭が熱くなった話を一つ。
先週の金曜日、
我が家のあやさん(メイドさん)の
お父様が危篤との連絡が入りました。
しかし、その日
あやさんは地元に会いに帰るか
ものすごく迷っていました。
というのも、あやさんのお父様は
あやさんが生まれる前に離婚していて
何もしてもらった覚えがないから、と。
あやさんのお母様は、
あやさんが生まれた2か月後に
出産のダメージにより
亡くなってしまっているので
あやさんはご両親には育てられておりません。
だから、
電車で片道11時間もかけて、
もう話すこともできない父に
会いに行くべきか。。。?
暗い顔して真剣に悩んでました。
しばらくして、
あやさんは
「やっぱり行ってきます。
後でやっぱりあの時行けばよかった、と
後悔するの嫌だから。」
と言いました。
私は、夫と相談して
フライトを手配することにしました。
調べたら、数千円だったんです。。。
電車だと片道11時間ですが、
フライトだと片道55分。
そうして、
あやさんは急遽フライトで
タイ東北部の地元に帰りました。
出発時、飛行機に興奮気味のあやさんが送ってくれた写真。笑
そして昨日。
あやさんはバンコクに帰ってきました。
ものすごくすっきりした顔をして。
最後に会えた。
お別れもちゃんと言ってきた。
父は意識もなかったけど、
お金も握らせて渡してきたんだ。
行って本当に良かった。
ありがとう、ありがとう。
お父様は、あやさんがバンコクに戻った昨日、
お亡くなりになられたそうです。
お父様は
○○(あやさん)のことを待ってたんだよ、
と皆に言われると言っています。
あやさんがお父様の近くで過ごした
3日間の話を嬉しそうに話すのを聞いていて、
私は目頭が熱くなりました。
私には、あやさんが育ってきた環境や
これまでお父様に抱いてきた気持ちを
想像することすらできないけれど
危篤のお父様に会って、
皆に「あなたを待ってたんだよ」
と言われる経験は
なんとなくわかります。
私の父ももうかなり昔、
40代半ばで病気で亡くなりました。
当時は、
「若いのにかわいそうねぇ」
と言われるのが本当に嫌で、
父は十分生きたんだ!!!
かわいそうなんかじゃない!!!
と子供ながらに思っていましたが、
今なら、
父は本当に若かったなぁと思います。
私も手がかからない年齢にはなっていたけれど
成人する前の子どもを残して逝くのは、
心配だっただろうな、と。
父はきっと天国から見てくれている、
心配させないぞ、と思いながら
私も必死で前に進んできました。
今はもう安心してくれているかな~。
未だに心配されていたりして。笑
人の命の尊さを
改めて思い出した昨日でした。
今日も一日、
感謝して生きなくっちゃ