フランスの一般的な食塩に添加されているものとは。 | てりえんぬ(地球人)として。ふらんすにて。

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フランスの一般的スーパー (Monoprixなど)においてある、
GOKU普通の食塩。(なんで極ローマ字)


Baleine (バレヌ、くじら)印。

前の記事、Muséum National D'Histoire Naturelle (自然歴史博物館) から
くじらつながりで。

まじまじとパッケージを見てみたら、

Sel fin (セルフィン、細かい塩)

の下に、

iodé et fluoré (イオデエフリュオレ、ヨウ素及びフッ素配合)


なんでヨウ素とフッ素?


調べてみたらある文献に突き当たった。


まず、iode (イオド、ヨウ素、ヨード)

日本人は海藻を食べるのでヨード(ヨウ素)不足は起こりにくいけど、
海藻類を食べる習慣のない国の人は、ヨード不足症になることがあり、
甲状腺が腫れたり、その他疾病を引き起こすそうな。
アメリカ、ヨーロッパで、ヨウ素を添加した塩が普及して、
ヨード欠乏症になることが少なくなったとのこと。


そして、flour (フリュオル、フッ素)

なんと、虫歯対策!
80年代、フランスの子供80%に虫歯があり、
虫歯予防の観点から、1985年に家庭用の食塩にフッ素添加が認可されたとのこと。


日本でヨウ素やフッ素入りの塩なんて
見たことないので (禁止されてる?)、
この間、スーパーの塩コーナーでどれを買おうか
しゃがんで悩みながら、不思議に思ってた。


ちょちょっと検索すると何でも出てくるインターネットってすごい。
(すごいのは文献の方)


こちらの記事を参考にさせていただきました。
http://www.geocities.jp/t_hashimotoodawara/salt7/salt7-health-94-01.html
保健の科学 第36巻 第1号  49-52ページ 1994年
連載13 食塩と高血圧
病気予防のために微量成分の運び役を果たす食塩