明けまして、2020年！

のんびり更新にも関わらず、

読みに来てくださりありがとうございます。

2019年は我が家にとって学びの年でした。

フランスで田舎暮らしを始め、

まるっと一年、春夏秋冬を過ごしました。

田舎で最初に過ごす季節は冬でした。

朝方、霜でキラキラしていた庭のヤツデ（Fatsia japonica）

薪ストーブをうまく使いこなせなかったり、

都会暮らしのノリで犬の散歩に出てしまい

全く街灯がない真っ暗闇の中、

携帯の光を頼りに帰ったり。

まだ自分たちの家な感じがしないまま、

慣れないながら過ごしていた冬。

小鳥たち用のお水も凍る、ある日の冷え込んだ朝

厳しい冬は必ず明け、

目を見張る庭の変化とともに

春が訪れました。

庭の隠れた場所に気づかぬうちに咲いていたバラ、ポンポネッラかな？

冬、なんの木だかわからないまま剪定した枯れ木は

野バラで、春には満開になってくれました。

以前ブログにも書いたけれど、

咲き乱れる花々の美しさに見惚れ、

元気よく生えすぎる芝刈りに追われ、

畑を耕し野菜を育て水やりをし、

いつも庭で働く毎日でした。

忘れちゃいけない家族の一大事、

元気すぎる子犬を迎え、

暮らしのリズムが大幅に変わって、

毎日バッタバタしていた春。

そして夏、雨不足＋４０度の猛暑では、

自分が暑くて滅入ってしまうだけではなく、

庭の木々や花々が元気をなくしていき、

水やりするも暑さにやられてしまったりで、

改めて、環境のためにできることを

もっと取り組もうと決意しました。

タネから植えた強靭なルドベキアは猛暑に負けず満開に (Rudbeckia)

庭に住んだり遊びに来る

昆虫や動物たちのため、

小さな水場をあちこちに置いてみました。

置いたその日から、

毎日小鳥たちが水浴びしている姿や、

トカゲ、蜂などが水を飲みに来る様子が見られて、

命の源であるお水と、

その使い方についても考えさせられた夏。

庭のプラム達は水不足にも負けずたわわに実をつけてくれました

毎日大変だった野菜達の水やり。美味しい恵みを堪能しました。

お庭のビーツは絶品でしたが、旅行中ウサギに食べられてしまいました。

危険なくらいの猛暑でも、

庭の大木たちのおかげで家には木陰ができ、

クーラーなしでも過ごせる

スーパーオールドハウスに感謝した日々。

木々の大切さを実感したと共に、

木を沢山植えてくれた

前のオーナーさんに感謝しました。

まだ夫婦共々まだバタバタの我が家に、

日本からたくさんの来客があったのも夏。

庭も結構ワイルドな状態で、

家のリノベーションも全く手付かずで、

お迎え準備が整う前に忙しい旅館。(･･;)

でも大好きな人たちばかり会いに来てくれて、

本当に嬉しかった。

ここの飼い犬になりた〜いとか、

家の空気が素敵で泣きそうになったとか、

優しい光に溢れてるとか、

すごく嬉しくなることを言ってもらえて、

この古い自分の家のこと

もっと好きになりました。

庭の木々が少しずつ色を変える姿

秋に少しずつ降り始めた雨は、恵。

昔は雨が続くと憂鬱になったりしていたけど、

庭の木々や野菜たちの嬉しそうな様子に、

雨の素晴らしさ、水のありがたさを、

心の底から感じるようになりました。

冬独特の優しい光と葉を落としきった木々

そして今、2019−2020冬。

昨年辛かったはずの冬も、

冬独特の美しさに見惚れるまでに成長してました。笑

自分の中で何が変わったのかわからないけれど、

冬にしかない美しさを、切ないなーとか思わずに、

この季節はこれでとても綺麗だと、

そう感じるようになりました。

今朝、霜で白化粧をした芝生

夏たくさんお世話になった青じその花の後

一年間、自然の中で暮らし、野菜を育て、

ここでは書ききれない、本当に沢山の事を学びました。

自然の強さ、弱さ、美しさ、恐ろしさを身近で感じ、

もっと自然を守りたくなったし、

これまで通り地球の自然のため

にできることを考えると同時に、

この小さな私たちの楽園を守り、

より豊かにし、

野生動物たちにとって

心地よい場所にしていく為に、

2020年、具体的にもっと動いていこうと思います。

次いつ書けるかわからないので、

ここぞとばかりに長いブログになってしまいました。

今年はブログももう少し残していきたいなと思っています。

いつも読みに来てくださり、ありがとうございます♡

今年もよろしくお願いします。