皆さん お久しぶりです。

2015年の4月に、モロッコでの6年半の任期を終え
日本に帰国してから、早いものでもうすぐ2年になります。


時は遡り、2015年4月。
アパートを引き払った私たちは、タンジェの老舗ホテル
「El Minzah Hotel(エルミンザ ホテル)」で、2泊3日
過ごす事になりました。


El Minzah Hotelは、タンジェの新市街と、メディナ(旧市街)の
中間に位置し、立地的に申し分ありません。

が、私たちがここに決めた理由は「ペット可」なところ。
5つ星でペット可とは、願ったり叶ったりです。


パティオ(中庭)も、モロカンの雰囲気が満載です。
ここではミントティーがお似合い。


パティオとレストランを繋ぐ通路には、過去にこちらを訪れた
著名な方々のパネルがズラリと貼られており、一枚一枚見ていた
ところ、ファッションデザイナーの高田賢三氏の、若かりし頃の
写真を発見。
他には、映画監督のフランシス・フォード・コッポラ氏や
映画俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダム氏の写真等も
ありました。


部屋に入り、ベランダに出てみると、目の前には地中海が
広がっています。
このブログのタイトルにもなっている「地中海の見える生活」も
これで見納めかと思うと、今までの出来事が走馬灯のように
蘇ります。

その後タンジェに別れを告げ、ラバト空港からパリを経由し
成田に到着。


が、ホッとする間も無く、最初の仕事は、空港内にある
動物検疫所に行って、プーの検疫検査をしなくてはなりません。


その検査も書類に不備が無く、20分程で終了し
無事にプーは私たちの元に戻ってきました。

プーは長旅の疲れも見せず、荷物の一番上で大人しくしています。
後は新幹線に乗り、自宅の有る岩手へまっしぐら。
私と妻は一年に一度、一時帰国をしていましたが、プーにとっては
6年ぶりの日本です。


丁度その時期、岩手では桜の見頃。
「久しぶりの桜だなー」
と、プーは懐かしい景色と匂いにウットリ。

そしてその数日後、某場所に引っ越し・・・


夏は花火大会。
恥ずかしながらこの写真は、某花火大会の写真コンクールで
佳作を頂きました。


ちょっと涼しくなってからは、ドッグランで思い切り遊んだり


冬には温泉巡り。
足湯に浸かり、あ~極楽極楽。

と、日本の四季を満喫しました。

一方、仕事ではこの2年で6ヵ国の海外出張を。


最初は東欧に位置するルーマニアへ。
仕事が休みの日に街を散策していたところ、お祭りらしき
行事に遭遇。
この後一行は広場で輪になり、民族舞踊を踊っていました。

お次はアメリカ大陸を2週間かけて縦断・・・と言うか
行きつ戻りつ。


まず最初に降り立ったのは、ケンタッキー州。
ここでは日本でも店舗展開している、アメリカが発祥の
スポーツ観戦レストラン「HOOTERS」で、本場のハンバーガーを
食してきました。
ウェイトレスさんの制服は、どこに目をやっていいのか
困るようなセクシーな服ですが、そこは悟られないよう
シッカリと拝見させて頂きました。


そして次は、南アメリカにあるパラグアイへ。
写真はパラグアイっぽいのを写しておらず、ホテルから見える
夜景で勘弁願います。


アメリカ大陸での最後は、中米のメキシコへ。
さすがはメキシコ。社食ではトルティーヤが提供されます。
うーん、これにビールが有れば最高なんだけど、飲んだら
仕事にならないもんね。我慢、我慢。


そして昨年の11月には、ブルガリアへ。
東欧の冬は、寒さが一段と身に染みる~。


その後12月にはドイツへ。
丁度クリスマスマーケットが開催されていたので、
寒さにめげず、外で冷えっ冷えのビール片手にソーセージに
食らいついてまいりました。

そして最後に、今年の節分の時期にもう一度ドイツへ1週間ほど
出張へ・・・と、毎日忙しく暮らしていました。

が、お知らせするのが大変遅くなり、申し訳ありません。
実は、去る3月16日付で2年弱の日本での生活とはお別れして
またまた海外駐在となりました。

今度の駐在先は、ドイツです。
現在私は、北ドイツで新しい生活を始めております。
妻とプーは、4月の半ばにこちらに来る予定になっています。

そう言う訳で、地中海はもう見えなくなってしまったので、
「地中海の見える生活」は、この投稿をもって最後とさせて
頂きます。

今まで長い間ご愛読頂き、本当にありがとうございました。
皆様方から頂いた拍手やコメントは、とても励みになりました。
感謝の念に堪えません。
モロッコを離れた今でも、このブログは私たち夫婦にとって
大切な宝物であります。

今現在ドイツでの生活をブログでご紹介するかは、まだ未定では
ありますが、もしその機会が有りましたら、またよろしくお願い
致します。
(その際は本ブログにてお知らせいたします)

それでは皆様、今まで本当にありがとうございました。

Au revoir!!

Auf Wiedersehen!!

さようなら!!