ども、昨日世界のH教授の講義が終了したので寂しい私です。またあの人のお言葉が聞きたいなぁ。

昔から、過換気症候群の患者さんには紙袋を口に当てて呼気を吸わせる方法が対処法であると言われていました。私も以前はそのように思っていました。

しかし、実はそれは間違った方法です。

自分の呼気(二酸化炭素)を吸うことにより呼吸性アルカローシス(身体がアルカリ性に傾く)を是正するというのがペーパーバッグ法の原理なのですが、実際には二酸化炭素によるアルカローシスの是正より前に低酸素状態に陥るため、現在では有効性がないと言われています。ペーパーバッグ法を行ったことで死亡した例もあるようです。

過換気症候群の人は胸式呼吸(主に上胸郭を用いた呼吸)を行いがちなので、まずは胸郭を押さえて息を吐き出させることによって肺の過膨張を減少させ、腹式呼吸によるゆっくりとした深呼吸をするようにすすめてあげてください。そうすると呼吸困難が軽減し、呼吸性アルカローシスによる症状も消失するようです。

ちなみに今回は以下の文献・HPを参考にしました。
・エマージェンシー・ケア 2008年7月号 特集1 プレホスピタルでのシーン
 過換気症候群の傷病者へのペーパーバッグ治療は有効? 有害?
過換気症候群にペーパーバッグはいけません:救急科専門医の独り言
過換気症候群にペーパーバック法はいけません(その2):救急科専門医の独り言
過換気症候群(PDFです)

それではまた。
ども、今日病院実習だ!とはりきって大学に行ったら、病棟でインフルエンザが流行っている(患者さん・職員)ため、実習が延期になり拍子抜けした私です。

なお、実習は2月の第3or4週目に変更となりました…って春休みやん!休み少ななるだけやん!ショック…。でもこればっかりはしかたないね。

私は選択科目でドイツ語を学んでいます。ドイツ語を勉強し始めて結構経つのに、未だにIch liebe dich.ぐらいしか書けない自分の記憶力・応用力のなさには呆れるばかりです(あ、読むのはもうちょっと出来ます)。っていうか、この表現を使う相手もおらんしね…。上のドイツ語の意味が気になる人は調べてみてください。決して難しくないですから。

さて、医学用語では英語も使いますが、昔ながらのドクターや看護師はドイツ語が語源の医学用語を多用しています。

これね、新人は困るんですよ。就職して間もない頃は、先輩やドクターが何言ってるかわからんから。

私も就職してしばらくは、この独特の医学用語の使い方に慣れなくて大変でした。今でもわからないときがあります。

昨日、あまりにも課題をしたくなくて、医学用語で使われているドイツ語を調べていました。試験にも出ないだろうに…。無駄だ。以下にいくつか挙げてみました。ちなみに、括弧の中は日本語で言う時の読み方です。だから正しいドイツ語の発音でない場合があります。

Herz(ヘルツ)
→心臓。医学用語では心疾患の時にも使っていると思われる。
essen(エッセン)
→食事をする。最初のeが大文字になると「食事をすること」という名詞になる(ドイツ語の名詞は必ず大文字になる)。
Wasser(ワッサー)
→水。しかし、病院で使うときは滅菌蒸留水のことを指す。ただし、ドイツ語の正しい発音は「ヴァッサー」である。
Zucker(ツッカー)
→糖。病院で使うときはブドウ糖溶液のことを指す。使い方としては「先生、50プロツッカーIV(50%ブドウ糖溶液の静脈注射)しますか?」など。
Lunge(ルンゲ)
→肺。心臓の時と同様、肺疾患の場合にも用いられていると考えられる。
Bronchien(ブロンヒェン)
→気管支。これ自体で聞いたことはないが、ブロンコファイバー(気管支鏡)の語源はこれだろう。
sterben(ステルベン)
→死ぬ。患者さんが亡くなられた場合には隠語っぽく「○○さん今日ステったわ」などと職員間で言うことがある(本当はあまり良くないのだろうが…)。ちなみに、これの本当の発音は「シュテルベン」である。
Messer(メッサー)
→ナイフ・刀・メス。いわゆる「メス」はここからきている。
Kranke(クランケ)
→患者。昔の医療ドラマでは医師役の人がよく使っていたような気がします(「振り返れば奴がいる」とかでは織田裕二や石黒賢が使っていた気がしますが…違いますかね?ってこのドラマを知っている人は歳ですね…)。ちなみに、krankだと「病気の」という形容詞になります。英語で言うところのsickと同じです。
Magen(マーゲン)
→胃。経管栄養に用いるチューブをマーゲンチューブと言いますね。
Kaiserschnitt(カイザーシュニット)
→帝王切開。実際には「カイザー」と略して使用している。本当はカイザーだけだと、皇帝とか天皇っていう意味になるんですがね。

とりあえず、こんなことする前に授業で習ったドイツ語を勉強します…。

それではまた。
ども、気持ちが少し落ち着いた私です。いやー今朝の夢は本当に強烈だった。

うちの大学には病態医学を教える教授(病院では呼吸器内科の准教授)がいるのですが、この先生は本当に教えるのがうまいと思います。出席を取らない授業なのですが、みんなちゃんと出席しています(サボタージュがあまりない)。それだけ惹きつける講義内容なのでしょう。この先生は現場に出たら役立つ知識をたくさん教えてくれるので、本当に勉強になります。他の人は講義で言っていることの重要性には気づいていないかもしれませんが、私は理解できます。

一部では世界のH教授と呼ばれています。なぜかは知りません。

というわけで、今日は世界のH教授の名言をご紹介。

・あなたは患者さんをみたとき、身体の中にある臓器が見えますか?
・臨床に出たら、症状からどの疾患が考えられるかすぐに頭に浮かぶようにならなければいけない。
・「メタボ」って何ですか~?(関西弁で言っているのを想像してください。これはH教授の話し方を知っている人でないと面白さのツボがわからない)
・甲状腺頑張れよホルモン(甲状腺刺激ホルモン)が脳下垂体から出て、それを受けた甲状腺が頑張りますホルモン(甲状腺ホルモン)を放出する(これは甲状腺に限らず、脳下垂体から出る刺激ホルモンと下位ホルモンの関係性を説明する時にはすべてそのような説明となる)
・「~って何ですか?」と(患者さんなどから)聞かれたら「~ということです」と話し言葉で説明しないといけない。
・もし、アホなことを言っている医者がいたらあなた方が「~ですよ」と教えてやってください
・新型インフルエンザってどんなものか説明できますか?日々のNewsで医療のトピックとなっていることについては患者さんは知っていますよ。プロの卵としての意識を持っていただきたい。
・だいたい授業が始まって15分ぐらい経ったら、眼瞼下垂になっている人が多いですね。(寝ている人を指して)あれは眼瞼下垂じゃなくて意識消失ですね。
・自殺する時にきれいな死に方が2つあります。一つは一酸化炭素中毒ですね。もう一つは凍死ですね。でも、今の季節に山奥で自殺すると、発見されるのが夏ぐらいになりますね。首吊りはきれいな死に方ではないので一番したらあきませんね。
・青酸カリで死ぬのはよくドラマでやっていますね。(プリントには数分で死亡と書いてあるが)数秒で死ぬのはドラマなので短縮できるんですね。
・「~であります」(個人的にツボなしゃべり方)
使い方
「弁膜症が劇的に減ったのは抗生物質の功罪であります」
「エリスロポエチンを発売した某製薬会社は大もうけであります」
・先週授業したところは、次の授業のときには忘れてます。
などなど…。

言い出したらきりがないので、これぐらいにしておきます。

あと、授業はパワーポイントなのですが、スライドごとに先生作のイラストが入っていて、それがかわいいと評判です。

この教授は、看護のことはあまり詳しくないと言っていますが、医療における看護師の地位や立場、重要性をきちんと評価している医師だと思います。アメリカの看護師がどのようなことをしているかなども知っていますし。

この教授の講義を聞く事ができて本当に良かったと思います。

それではまた。