今日のブログを見て不快になる方がいらっしゃると思います。
お許しください。

結論から言うと
ヨコーさんを手放しました。

きれいに言えば「トライアル失敗」だけど
私のした事は「飼育放棄」です。

ヨコーさんとにゃーさんは上手く行っていた。
にゃーさんは元々怒れない子なのは知っていたけど
ヨコーさんには寛大に接していると思っていました。

不意に飛びついて来たときだけは、全力で逃げるが
それ以外は、ヨコーさんを見守っている風に見えていました。
ちょっと迷惑ですよ!!という雰囲気もありましたが
それは時間が解決する些細な問題として飼い主は見ていました。

もちろん無人の時は隔離してあるし、寝室も完全隔離だ。
ストレスが溜まる程、同じ空間に置いておいたわけでもない。

と思っていたのは飼い主だけなのだろう。

ヨコーさんが来て10日目の土曜日。
午後からにゃーさんがおかしくなってきた。
ぐったりしている。
様子を見ていたら、夜になり泡を吹いた。
なんというか、吹いたのだ・・・。

ごはん食べない、トイレ行かない
ぐったり動かず、動けば泡を吐く。
何度も泡を吐く。
こんな状態が朝まで続き、日曜に救急へと走った。

一通り検査をし、誤飲や腸閉塞を疑ってレントゲンとエコーも見た。
が、どこにも異常はない。

おそらく「ストレス」であろうと思われる。
にゃーさんは話せないので詳細は不明であるが
おそらく「ストレス」
まぁ状況から見ても、そうであると飼い主も思う・・・

そっか、ストレスか・・・。

はじめて寝ずの看病をした。
こんな事、息子にすらしたことがないのだが
にゃーさんは話せないのだ。
会話が成立しない以上、側で見ていて異変に早く気づいてあげる事しか飼い主にはできない。

日曜月曜とご飯拒否、トレイもしない。
ただ寝ているだけだった。
火曜には少しエサを食べてくれたが、基本動かない。
夜になり、このままにゃーさんがおかしくなってしまったらどうしようと
動揺した私は、ヨコーさんの親元さんに相談をした。

このままの状態が続けばヨコーさんの里親を探すしかないと思うと書いてしまった。

びっくりした親元さんは、にゃーさんが大事だからヨコーさんを戻すと即答してくださった。
そして明日の水曜に引き取りに行くとおっしゃってくださった。

家族会議の末、ヨコーさんを親元さんに返す事にした。

返すとか何言ってんの?うちの子でしょ?

にゃーさんがこんな状態で、ヨコーさんをずっと隔離して飼うつもり?無理でしょ?

もうしばらくしたら、仲良くなるかもしれないでしょ?

仲良くなれず、ヨコーさんが大きくなったらどうするの?少しでも小さい内に愛してくれる家族を見つけてあげた方がいいに決まってるでしょ

そんな葛藤をしながら、ヨコーさんを引き渡した。

迎えに来て頂いた時にお渡しするヨコーグッズを整理していたら
笑っちゃうくらい家の子だと思える程の量になっていた。

手放すつもりなどなかったので、大量の仔猫エサがある。
ベットもハンモックもある。首輪もおもちゃも…
涙なしに整理できなかったが、手放すと決めた以上しかたない。
全部持って行ってあげてください。ヨコーさんこのベットで毎晩寝てましたから。

ヨコーさんにも、にゃーさんにも申し訳ない事をしたと後悔した。

にゃーさんはストレスで異変が出るまで、ヨコーさんを怒らずにいてくれたんだね。
ありがとう。

ヨコーさんは、君はすごく素敵なコだから、愛想もいいし、誰の膝にも乗るし
抱っこすると勝手に縦になって、かわいい手を伸ばして私の顎をふみふみするとか
いったいどれだけ小悪魔なんですか?レベルで小悪魔だ。
次の飼い主さんにも思いっきり愛してもらいなさい。
君なら大丈夫。こんなに性格の良いコ滅多にいないから。

じゃ、にゃーさんの性格が悪いかと言えはそうではない。
にゃーさんは優しいのだ。ただおっとりさんなので、小悪魔系ヨコーに戸惑っただけなのだ。

全部、私が悪い。親元さんにも多大なご迷惑をかけてしまった。
息子もヨコーさんを渡した後、号泣し続けた。皆に申し訳ない。

最低だな、私。

そんな事があり、私がヨコーさんを手放した。


にゃーさんの異変が出るまで上手くいっていると思い込んでいた。
だって、こんなに2匹でふれあっていたんだもの。


ヨコーさんが箱に入れば


後でこっそり無理やり箱に入るにゃーさん
無理でしょw


ヨコーさんに取られても怒らずに迷惑そうな顔をするにゃーさん


遊びに来られると、つい引いてしまって


寝床を取られて恨めしい顔をするにゃーさん


私は、さすがビックにゃんこ様ね。
動じない賢い子。と本気で思っていました。
弟に譲ってあげる分別がある猫なんだと思っていました。

今思うと、これじゃストレスも溜まるよね。全部譲ってあげてたもんね・・・。

今現在、にゃーさんは、すっかり元気になりました。
ただヨコーさんの首輪の鈴の音が忘れられないのか
鈴の音がすると、ビックっとかまえています。

後日、知り合いの獣医さんに、泡の話をすると
薬嫌いの猫は、薬を見ただけで泡を吐くからね
それと同じですごいストレスだったんだと思う。
そうおっしゃいました。

卑怯ですが、これを聞いてホッとしました。
離して正解だったのだと、自分を擁護しました。

たった14日しか家にいなかったヨコーさんですが
なかなかブログを書くことができませんでした。
ペットロスと罪悪感と色々混ざった感情で書く気がおこりませんでした。

最後にとっても可愛いヨコーさんを置いておきます

抱っこで眠りこけるヨコーさん



よーく見ると、所々白毛が混ざっているヨコーさん
真っ黒じゃなかったのね!


これを書き終えた今、親元さんから連絡があり
ヨコーさんの新しいお家が決まったと知りました。
何度も書くけど、小悪魔ヨコーさんです。
絶対うざいくらいに愛されると思います。
幸せになれよ、ヨコーさん。

って、ヨコーさんじゃなくなるのか・・・
黒ちゃんかな?ジジかな?
突き抜けて、ヴァランティーヌとかそんな名前かな?