Fan terg ground

Fan terg ground

主に、ファンタジー小説を書いています。

(Fc2ブログから引越ししました。)

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「え?」

皆、びっくりした。

「なんで?」

「妖聖王の命令なの。あなたたちがここに来ることが分かったみたい。」

「いいわよ。でも、ここを守る妖精は?」

「妹のリズに頼んでおいたわ。大丈夫。」

「じゃあ、ローズよろしく。」

「よろしく。」

妖精だからって、みんなバカにしないほうがいい。妖精は攻撃力はないが、クルス

の民にもできないことができる。例えば、時空の穴を閉じたり、動物と話ができた

する。(ほとんどの場合、時空の穴なんて恐ろしいものに遭遇するはずないんだけ

どね。)

「じゃっ、行きましょ。」

僕たちは、ジャコタンロル海域に向かう。

「ジャコタンロル海域に行く前に、メリタリア禁術書をのんびり読みましょ。」

存在を忘れていた。

「なにそれ、そのなんたら禁術書って?」

「禁術が載ってるの。一部は錬金術に関するものだけど。」

「僕、錬金術も少しかじってるんだ。読ませてよ。」

「錬金術って禁止されてないの?」

トオルの意味不明な言葉に、僕はのけぞる。

「いやいや、俺の世界では、昔、錬金術なんか使ってたら、火炙りだよ。」

「そうさ、ニュートンなんか、錬金術のスペシャリストだ。」

「ほんとに?」

「うん、神の心に反する、ってやつ。賢者の石なんか作って、永遠に生きたり、物

を黄金に変えたりしたらね。」

「というか、にゅーとんってだれ?」

「万有引力の法則を発見した人物さ。りんごが木から落ちたところを見て、思いつ

いたそうだ。」

「ふーん。」



「助けてくれ~。」

うめき声が聞こえる。

「こうなったら、俺らの出番さ。」

「大丈夫ですか?医者ですよ。」

そう言うなり、ヒカルとトオルは目を見る。

「やばい、黄色くなってる。肝不全だ。」

薬を投与すると、その人はすぐに気分が良くなったようだった。

「原因である、感染症は今の薬ですぐに良くなります。肝不全も治りますよ。では

これで。」

風のように現れ、風のように去っていく。ドラマの救急救命士のような後ろ姿だっ

た。(キャメロンとチェイスを足して二で割ったような感じ?いや、13番やタウブも

加えたほうがいいかも<わかった人は、すごいですね。>)(ヒント:有名な医療

ドラマの登場人物)


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