はいどうも佐藤です。
突然こんなことを言われても困ると思うんですが『1コス、2コス帯でステータスが2/3のミニオン』って"強い?"と質問されたら、『強い』と答えますよね。
では、『1コス、2コス帯で、ステータスが2/3のミニオンが』"どれくらい強い?"と聞かれたらどのように答えますか?また、答えることができますか?
この""佐藤のドリームハースストーン論""では、みなさんの『常識』を『なんとなくの感覚』のレベルから『確信ある常識』のレベルまで引き上げる事を目的としています。
みなさんアップデート後の新環境は遊びましたか?
次の表を見てください。
左の表は『新環境のコスト1から2のミニオンの体力とその分布』
右の表は『新環境のコスト1から2のスペルのダメージ量の分布』
です。
次に知っていただきたい情報として、攻撃力3以上のミニオンの数は25枚ですが、うちHPが3以上のものは『4枚(トーテムゴーレム・サキュバス・ラスガード・ミルハウスマナストーム)』
これらのことから、1コストから2コストのミニオンのうち、新環境での『2/3』というステータスを持つミニオンは同じ1コストから2コスト帯において
『8割のミニオンをタイマンで殺す』
『8割のスペルに耐える』
『攻撃力3以上のミニオンに攻撃されて死んでしまったとしても、特定の4枚を除き相討ちに持ち込める』
ということです。
現状のハースストーンにおいてどれ程『2/3』というステータスが強いのかが分かったと思います。
これが、最初に書いた""ドリームハースストーン論""の一つ目の目的である、なんとなく強いから、どれくらい強いか分かる状態にするということです。
ちなみに皆さん、今『激熱スーパー強い2コストミニオン』がいるのをご存知ですか?
そう、『火炎ジャグラー』と『マーロックの鯛ド変態』です。
彼らは4コストの『クトゥーンに選ばれし者』と相討ちを取るポテンシャルを持ち、ディバインシールドを用いたデッキのカウンターになっているだけでなく、攻撃力が2なのに、HPが3のミニオンを倒すポテンシャルを持っているのです。
火炎ジャグラーに至っては自身が2/3でありながらHP3も倒せる、なおかつ8割以上のミニオンにタイマンで勝ち、8割以上のスペルに耐える、そして21枚の攻撃力3以上のミニオンと相討ちもとれる。
言わば最強の2コストミニオンと言えます。
では何故これらの2枚のカードはこんなにも強いのでしょうか。
まず2/3のステータスを持つカードと、それを上回るデスラトルカードの多くが消失しました。
メカワーパーや呪われた蜘蛛、ウーズにネルビアンエッグにスプリンタートログや爆発ヒツジ等です。彼らは皆削除されました。
これまでの
『純粋に強い2/3というステータスを持つミニオンと、強いステータスはないけど効果が発動すると2/3よりも圧倒的に強いステータスを得るデスラトルミニオン』
という構図から
『2/3が最強で他のうっとうしい効果を持ったミニオンはみんな削除されるか弱体化されて、3/2は2/3に相討ちを取られる』
という構図に切り替わったのです。
という訳で今回はこんな池沼デッキを作ってみました。
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まず2/3以上のポテンシャルを秘めたトログと2コスト以下の8割以上を破壊する3点スペルに始まり、2マナ最強ステータスを持つトーテムゴーレム・ジャグラー・マロ変態(間に炎のトーテムを入れても強い!)の3点セット、3マナ以下の全てと交換できる野獣の精霊と3マナ払って3/2+0/2以上の成果が確約されているタスカーのトーテム師、そこから4コス7/7の意味不明カードと地底よりのものとつながっていきます。
もうすごいですね。
8割のカードに相討ち以上の成果を上げるカードのみで構成されていくわけですから、安心感が違いますよ。
このように理屈を並べてから理屈に沿ってカードを並べていくだけでも、なんだか""素敵な気持ち""になるでしょう?
そう、2つ目の目的として僕が伝えたいのはこの""素敵な気持ち""なんですね。
みなさんも僕と一緒に素敵な気持ちになりましょう。
デッキが強いかどうかは知りません。