あきたちとグループで行動するようになる前の春の遠足。

そこで行われたレクリエーションでの出来事。

 

ゲームの内容は全く覚えていないのですが

男女のペアになってくださいと言われ、

たまたま、やまっちの近くにいた私は

彼に手招きされてペアになった。

いやいや、それだけでもドキドキものなのに

ペアになった二人は、手を繋いでゲームをするので

もう心臓はバクバクで、以降の記憶が全くない(笑)

割と長い間、手を繋いだ状態だったと思う。

 

彼にしてみれば、一年生の時のクラスメイトが

たまたま近くにいたので、呼んだだけだだろうし

私にとって彼は、王子様すぎて現実味のない幸せな記憶だ(笑)

 

そんな、ささやかな私の喜びの向かい側で

睨みつけている”あき”がいたことを後で知ることになる。

遠足の後、私の事を”あれは誰なのか”と相当ご立腹だったらしい。

まあ、彼女の性格からして

かなりこき下ろされていたのではないかと思われます。

 

なんせ、パッとしない女子高生だった私ですからね。

ブスだの、チビだの、田舎者だの言われていた事でしょう(笑)

そんなこんなでやまっちとは、普通にクラスメイトとして

時折お話しする程度に仲良くしていましたが

それは、同じように1年生の頃同じクラスだったキラキラ女子さやかとて同じ。

キラキラ女子が仲良くするのは許せても

パッとしない私がお話しするのは嫌だったんでしょうね。

 

その後、あきと同じグループで仲良くするようになったのだけど、

なぜが、バレンタインのチョコレートを

あきに頼まれて私が渡しにいきました。

 

断れなくて、持っていったけどもなんで私だったんでしょう?

警戒されるほどの魅力は持ち合わせていなかったので

きっと、安全パイとして使われたのでしょうね。

 

やまっちは、あれだけアピールされているにもかかわらず

のらりくらり返事はしていなかったと思われます。

 

次回は、やまっちその後です!