楽しい家庭学習 母勉プロデューサー
小室尚子です。
塾生のお母さんを対象にした「母勉セミナー」。
先日の母勉で、私は低学年のお母さんたちに
「中学受験するしないは別として、中学受験の過去問を
買って、どんな問題が出るのか内容を見てください」
と言いました。
その理由は
「蟻の目だけではなく、鷹の目を持ってもらいたい」から。
蟻の目とは、例えば今一年生ならば
「計算が苦手」「漢字がなかなか覚えられない」
などの直近の問題の把握。
鷹の目とは、長いスタンスで考えたときの長期的な目標。
この場合、中学受験がそれに当たります。
勉強が出来ない小学生のお子さんの親の特徴は、
「四科目をまんべんなくやらせよう」
またはお決まりの
「苦手な算数を克服しないと」
と考えていることです。
非常に短絡的な物の見方しか出来ません。
そういう保護者の目の前に中学受験の過去問をつきつけて、
こう言いたい！
勉強の目標達成は、
何か一つの教科を特化させること にあると！
今現在の勉強でアップアップのお子さんが、
数年後にこの問題の全てをまんべんなく、
解けるようになると思いますか？
この問題を解きながら、嫌いな苦手な算数が、
好きになったり、出来るようになると思いますか？
一度、中学受験の問題をお母さん自身が
解いてみるといい。
そしたら、どれだけの無理難題を我が子に
強いているのか、理解し反省するはずです。
勉強で勝つ方法は、一つだけ。
「好きな教科、得意な教科を磨くこと」です。
これがないお子さんは、すぐに潰れてしまいます。
以下、母勉に参加されたお母さんの感想です。
中学受験にどんな問題が出るのか、写真をよく
御覧ください。
母勉セミナー後から中学受験の過去問を
読む機会が増えています。
解くわけではなく、というか簡単に
解けるものもなく、今後の学習に
備えられるものを探しています。
読み進める程、中学受験は甘くないと
痛感させられます。
同時に今から出来る事は少しでもやらなければ
と気合いが入ります！
ありがとうございました！
「今から出来ることは少しでもやらねば」は、
塾に通わせたり、ドリルやテキストをやらせること
ではありません。
「勉強が楽しい！勉強が好きだ！」と思わせることが、
その答えです。
なぜならそう思える子供は、上の写真のような問題でも
ウキウキした気持ちで解くことが出来るから！
そんな子供に育てることが、親としての使命であると、
私は考えています。
入試問題を目の前にして、
「こんな問題、我が子は解けないかも」
と思考が止まるのがアマチュアの親。
プロの親は、
「どうしたら、この問題が解けるようになるのか」
と試行錯誤します。
そして、
「じゃあ、電照菊なら今から教えられるかも」
と備えるのです！
