一週間で勝手に勉強する子供に変わる、
楽しい家庭学習 母勉プロデューサー
小室尚子です。
8年前の自分の小学校受験のことを、今でもはっきりと覚えています。
入試当日、集合場所で静かに待つ娘は、
担当の先生に名前を呼ばれると、顔が硬直しました。
尋常ではない緊張状態の娘を見て、
「今すぐ連れて帰りたい」
「幼い子供をこんなに緊張させて、
私は間違ったことをしているのではないか」
「もし落ちたら、かわいそう」
色んな思いが、頭の中を一気にぐるぐる回りました。
あれから8年。
私も色々経験しました。
もし、あの頃の私にアドバイスするならば、
「子供にとって本当にかわいそうなことは、「大変だから」と言って、
何もチャレンジさせずに過ごすことだ」と伝えたい。
あの時のチャレンジがあったからこそ、今日の私と娘があります。
今思えば、小学校受験はかわいいもんでした。
その後の中学受験の方が、よっぽど大変でした。
小学校受験は、これから始まるたくさんの大変なことのきっかけでしかなく、
いかにして日々それを乗り越えるのか、親子で奮闘してきました。
「努力する」とは、思っているほどかっこ良いものではなく、
悔しくもあり、涙を流し、のたうち回る泥くさいものだと、
8年かけて学びました。
その手始めが、小学校受験でした。
とは言っても、小学校受験は大変です。
特にお母様方は、今までの人生で一番緊張する場面かもしれません。
だけど、そんなものは「えいやぁ！」と親子で乗り越えてしまいましょう。
これからも何度も同じようなことは、訪れます。
その都度、乗り越えられるのは、前に「えいやぁ！」と思いっきり
振り切った者だけです。
8年前、逃げなくて本当に良かったね、私。
あの頃よりも、今の私は確実に強くなりました。
娘も、何度と悔し涙を流しながら、たくましく成長しています。
