夏の宿題の最難関「自由研究」 。

例年コレに頭を悩ます家庭も多いことだろう。

私の小学校6年時の夏の自由研究が科学系しばりだったような気がする。

今でも覚えている。

本をみて、できそう、と思う実験をやってみるのだが、何を調べているのかわからず、まとめられなかった苦しみ。

葉1枚が吸い上げる水の量を調べる、とか、卵を酢に浸ける、とか。本に書いてあるのはやり方だけで、どこに着目すべきか、何と比べるべきか、どう話を膨らますかまではわからず、「とりあえず始めたけど終われない研究」がいくつも発生。

そして向かえた夏休み最終週。

自由研究が終わらないまま、連れていかれた病院から出られなくなったので、自由研究は完成も提出もしないまま。


今であれば、わかるのだが、当時の私には理科的思考が育っていなかった。なぜ、どうして、を考え、それを調べられないのに、自由研究の形をとるのは難しい。

親のリードがあれば別だが、我が両親は子どもの宿題には一切口出さない主義だったので、路頭に迷ってしまった。


稀に小学生で自由研究を楽しめる子がいるけれど、それは本当に稀だ。

多くの小学生がきっかけさえ分からずに悩んでいる。

考えればわかるだろう?卵を酢に浸ける実験、なんて、「本に書いてあったから」以外のきっかけがあるだろうか?(なお、小学6年生だった私は、出来上がったその半透明な卵に「できたけど、コレ、何がわかったん?」以外思わず😅)


自由研究が1年生から必須の娘の小学校。

ママ友に「キットでやってみたいと言うのを買ってみたけど、作っただけで終わってしまって」と相談される。

特に作る系は「自由研究」に繋げにくく、親子ともに悩む。


全く割に合わない自由研究応援企画を受けるのは、「自由研究嫌い」から「理科嫌い」になってしまうのをなんとか食い止めたいからに他ならない。

子どもたちの夏休みが素敵な夏になりますように。