「マッサージチェアを使うと痛いんです」
という患者さんをみていて気が付いた。
「ひょっとして、もみ下げるモードを使っていますか?」
「はい」
「でも、それって痛くないですか?」
「ええ、痛いほうがよく効くのかと思って」
「でも、それをしても良くならないから、うちに来られたんでしょ」
「はい」
「痛いほうが治るということもあるかもしれないけれど、
たいていは、いつまでも痛いままっていうことが多いです。
ですから、痛くないほうのもみ上げるモードでやってみて。」
「はい」
「きっと今より楽になりますよ」
注意:もみ下げるモードが悪くて、
もみ上げるモードがいいわけじゃないですよ。
あくまでも、この患者さんについてはそうだという話です。
もみ上げるモードと、もみ下げるモードが、
マッサージチェアについていることがあります。
両方やってみて、痛いモードと、痛くないモードがあれば、
痛くないモードでしばらくやってみてください。
すると両方とも痛くないようになることがあります。
さて、ここでクイズです。
どうして私は、その患者さんの痛いモードがわかったのでしょうか?
寺田接骨院 寺田弘志