みなさん深夜にこんばんは~(*^^*)

雨でした、1日中 もう桜は終わったでしょうね~

 

そして昨日の続きです・・・】写真と内容は関係ありません・・・☚ここ変更した

 

私の母は23歳の年に結婚をし、24歳の年で私を産み、29歳の年で未亡人になりました

少し変わった人でした、女性でしたが男性のようでもあり、母でもありましたが

父親の部分もありました、日曜日の午後は月に1回ぐらいはデパートに行くのです

『いくか?』って言われるともちろん子供ですからいくと言いますが、

デパートの階段のところで『じゃあここに4時集合~』って言って解散です

 

小学校2年生ぐらいの子供がひとりでデパートに用事はありません

しかしなかなか不審に思われないのはまあまあそれなりにきれいな格好をさせられてたんです

赤い地の生地に黄色と緑の線が入ったタータンチェックの短パンとジャケットにおそろいの

ハンチング帽をかぶって白いハイソックスに白いシャツ、子供用のマンシングのポロシャツを

着てるような子供でした、もちろん母と外出の時だけです

 

 

ですからデパートの人はひとりでうろうろする子供にあまり不信感を持たないどころか

おもちゃ売り場では熱心に遊んでくれるわけです、そして子供ですからすぐにいろいろと

違う場所に移動するわけです、そして当時はデパートも地下街もすごい人でした

最終的には山のような買い物をして帰る時の荷物持ちが私の仕事だったのです

 

そんな母ですからまあ近所でも目立つのです、実質何をしている人かもわからないが

毎晩夜中まで酒飲んで送られた帰って来る、休日も近所の寿司屋で大騒ぎしているような人

まあいい噂はされませんでした

 

 

しかし実は当時最先端のコピーとかゼロックスの会社のオーナー兼

従業員だったんです、まだ小学校2年生ぐらいは理解できていませんが

ぼろいぼろい文化住宅に深夜まで大手企業のおじさんたちが数人

麻雀をしに来ていたりしたのです・・・

 

そして私は一人っ子で深夜まで母が帰らないため、近所のお店でご飯を

食べるわけです、ひとりで寿司屋、うどん屋、鉄板焼き、喫茶店、洋食屋さん

などなど、現金は持ってません、そのうち母が払いに行くのです

この背景もあり、あまり一緒に遊ぶなということなんだと思ったわけです

仕方ありませんね、当時まだかぎっ子だの母子家庭だのそんな差別普通でした

 

2日後におーちゃんとこばちゃんとマネキンで遊ぶ約束をしていたのですが、

まあ、おーちゃんはこれないだろうと勝手に思ってました

 

 

学校から帰る時のあいさつはみんな決まって『またな~』って事なのです

それはこの後誰と遊ぶとか遊ばないとかわからない方がいいということでした

『じゃあ○○ちゃん、あとで△△公園でね~』とか言うと僕誘われてないとか

そんな話になるので言わなかったんだと思ってたんです、習い事の時は

『あとでね』とか言ってた気がする・・・

 

おーちゃんとこばちゃんとも『またな~』って言って別れるが私はそのまま

隣の校区の学童に20円分ぐらいのおやつを貰いに行ってたんです、本当は私は

夕方までここで過ごすのが本当なんですが、月に1日とか2日とかしか行きません

おやつだけもらいに行くのは私の権利と知っていたのでしょうね~ 

 

そしてそのままチャリでこばちゃんちまで行き川に向かうのです・・・

『おーちゃん呼ぶ?』ってこばちゃんが言いましたが、いやあとで来るやろと言いそのまま川に、

まあそうは言っても『一緒に遊ぶな!』と怒られてるのでおーちゃんが

来るとは思ってなくて、こばちゃんと川の中に入ってました

 

 

『teracyan、こばちゃん~、これ持ってきた~』と大きな声でおーちゃん

もう川に入る入口の石で滑って体操着の短パンのお尻が苔で緑になってビシャビシャです

おーちゃん何持ってきたの?『ママのいらなくなったサンダル』

どうやらマネキンにつかうみたいだ、でも心配事はお父さんの言ってたこと

いいの?大丈夫なの?遊んでて・・・ 先日の話はしなかった、聞こえてたというのも

いやだったから、なんとなく遠回しに聞いた、

 

『大丈夫だよ、4時までだけどね』って言った気がした、習い事はない日ということだが

きっと先生が午後診察で帰ってくるんだと思った

おーちゃんは頭もいいが弁もたつ、小学校の中でも1番で間違いがない、ですから

お母さんは簡単に丸め込まれる、父親にもかなり反抗するが勉強は1,2,3位のどこか、

習い事も3つぐらいしてたがピアノしか知らなかったが英語とスペイン語か何か習ってた

そして日曜日はカブスカウトをしてる、まさにスーパー小学生です

 

 

こばちゃんはちょっと大きくて優しい、両親の趣味で硬式テニスをしている

実は頭はダントツで1番なんだけどめんどくさいのが嫌で発表や進んで手をあげたりしないので

目立たないだけで1番というのは私もおーちゃんも知っている

私は・・・愛想がいい、足が速い、実はこばちゃんが2位で私が1位でした、のちに話してたんだけど

毎日川の中をサンダルで歩いてたんだよね、小学校の時、そりゃ~足も速きなるよね

彼はのちの中学校でスーパーマン並みだったに違いない・・・まだこの時スーパーマンはいません

エイトマンとかの時代ですから

 

そしてこんなマネキンで何日も遊ぶほど純粋な小学生でもなかったのです

12mの石垣の上には1軒のホテル、川を挟んで向かいは派出所、今でいう交番です

子供たちはどうしたかというとこの薄暗い国道の下に入るか入らないかの位置に

マネキンを横たわせ、足は埋まった感じ、だから上から見ると飛び降りた女性に

見えるように細工したのです、もちろん罪悪感などありません、遊びの範疇でしてる

いわば作品なんです、石垣を途中まで登り、もう少し手がこうだあ~だと・・・

 

 

約束の4時は過ぎてました、私とこばちゃんはまだ余裕がある時間ですが少し薄暗い

おーちゃんは時間が過ぎてるので石垣を登り帰ることにしたみたいです、私たちは

下流1㎞近いところから階段、おーちゃんがサンダルを持って石垣を登りました

無事を確認して私たちは薄暗いトンネルのようなガードをくぐります

そしてこのサンダルを持って上がったおーちゃんはとんでもない行動に出たのです

 

 

やっぱり、ここで続くよね~   次終わるからね