まず最初に誤解のないように言っておくが、
かつて私が担当していた店舗では遠隔操作のような行為は一切行っていなかった。

ただ、業界内で長く経営に携わっていると、一部の業者から、思わず耳を疑うような“裏話”を聞かされることがある。
その中で特に印象的なのが、「遠隔制御」や「出玉調整」に関する特許取得の実態だ。

下記内容はその時の話を元に私が内容を精査したものになる。


■「将来の儲け」ではなく「今の運用の正当化」

業界人の中には、「メーカーが遠隔制御や出玉調整の特許を取りまくっているのは、将来法律が変わった時に儲けるため」と説明する者が多い。
だが、現場を知る立場から言わせてもらえば、それは完全に建前だ。

実際のところ、特許を取る本当の目的は、
“すでに運用している仕組み”を合法っぽく見せるためのアリバイ作り。

メーカーもホールコン業者も、常に「法律のスレスレ」を突いて動いている。
そして、その“スレスレ”を守るための盾が、特許というわけだ。


■「遠隔」ではなく「出玉率管理」

現場では、島単位・ホール単位でリアルタイムに稼働データを見ながら調整するのが当たり前になっている。
もちろん、「遠隔操作」などという言葉は使わない。
呼び方はもっとスマートで、たとえば“出玉率管理”や“営業支援システム”といったものだ。

だが、やっていることの本質は同じ。
出過ぎている島を少し抑え、出ていない島を軽く持ち上げる。
プレイヤーから見れば「波」や「ツキ」にしか見えないが、**こちらからすれば完全に“調整の結果”**である。


■「特許=合法の盾」

特許を取る理由は簡単だ。
「これは研究開発の技術であって、違法な遠隔操作ではない」と言い張るための防御策だ。

つまり、「将来儲かるかもしれない」からではなく、
“今やっていること”を守るための保険として特許を取得している。
これが現場レベルでの実態だ。


■「遠隔なんて無い」と言いながら通信障害の話をする矛盾

「遠隔なんて存在しない」と言い切る人たちほど、裏では「通信障害が起きた」「制御信号が飛ばない」といった話を普通にしているという話がある。

その“通信”が一体何を意味しているのか、現場にいる人間なら誰でも察しがつく。
口では否定しながら、手元では制御している。
それが、この業界の“二重構造”だ。


■「存在しないもののコスト」を語る不思議

よく聞く反論に「遠隔なんてコストがかかりすぎて無理」というものがある。
だが冷静に考えてほしい。
存在しないはずの仕組みの“コスト”を、なぜ知っているのか?

見たことも触ったこともないのに、「高すぎてできない」と断言できる理由はどこにあるのか。
実際、業界の中にいれば、「できるかどうか」ではなく、
**「どうやってバレずにやるか」**という方向で話が進んでいるのが現実だ。


■ 技術的には「すでに実現済み」

遠隔系の制御技術は、すでにメーカーが正式に特許を取得している。
つまり、「技術的に不可能」という主張自体が成り立たない。

“できない”のではなく、“できるけど言えない”。
それが業界の本音であり、
**「特許ラッシュ=将来の準備」ではなく、「今を守るための鎧」**というのが正しい見方だ。


■ 結論:グレーを白く見せる“紙の鎧”

外から見て「特許を取っている=将来を見据えた戦略」と言う人は、
まだ業界の“きれいな顔”しか知らない。

実際のところは、
**グレーを白に見せるための“紙の鎧”**でしかない。
それが今のパチンコ業界の特許の正体だ。


■ 最後に

業界の外では「遠隔は都市伝説」と片付けられがちだが、
中にいれば、その“都市伝説”がどこまで現実に近いかを、
肌で感じざるを得ない瞬間がある。

現場の人間としては、ただひとつ言える。
「無い」と言い切る人ほど、実態を知らない。
それが、長年この業界を見てきた私の結論だ。