学生達の身分制度

(DVD2枚組)/バップ


【五行あらすじ】
真面目に活動を行うも、地味であるがために粗末に扱われる映画部。大会では一次審査を通過したというのに、校内ではただの笑い者。そして顧問からは「青春物を撮れ」と言われてしまう。どうしてもSFが撮りたい部員達は顧問に内緒で撮影を強行。一方、校内では学園一の人気者・「桐島」がバレー部を辞めるという噂でパニックが起こっていた。部活動に真剣に取り組む映画部の前に、だらだらと過ごす帰宅部、恋愛の為に練習を口実にする吹奏楽部が阻もうとする。




【鑑賞感想】


これは・・・!!

リアル!!


学生の間って

イケてる人が上で地味な人が下みたいな

変な暗黙のルールがあって、

その最下層にいる人間なんかは

何をやっても馬鹿にされるのよね。


ネットで言われる「ただしイケメンに限る」と同じことですね。

イケメンは何をやっても許されるが、

ブサメンは何をやっても「キモい」と言われる・・・。


学校一の人気者「桐島」が部活を辞めるというだけでみんな大騒ぎ。

真面目に部活動で青春を謳歌している最下層の映画部は

存在すらしないような扱いなのに。


こういった何気なく当たり前に過ごしてきた日常が

青春だったと後々気づくよね。


おもしろかったです。

育ての我が子と産みの我が子


宝島社

【五行あらすじ】
高級マンションに住む勝ち組エリート、野々宮良太。妻のみどりと共に息子・慶太を厳しく知的に育ててきた。そんなある日、慶太を出産した病院からの電話で2人は驚愕する。6年も育ててきた息子は赤ん坊の頃に取り違えられた他人の子だというのだ。そして混乱する2人の前に現れた、慶太の本当の家族・斎木一家は、お世辞にも教養があるようには見えなかった。野々宮家の実の息子である琉晴もまた、同じであった。6年育てた他人の子か、血の繋がった我が子か。難題を通し、良太は自分の父親としての有り方を見直していく。




【鑑賞感想】

もうこれすごい・・・。

問題が複雑すぎて、でも他人事じゃなくて、

始終ドキドキしながら観てた。



観た人から「よかったよ!」と聞いて、

それならと劇場で鑑賞。



乳幼児のときに気づいたとしても

一度「我が子!」として見てしまったら

気持ちが納得いかないと思う。


6年もしっかり育ててきた我が子が

「違ったから、はい交換!」って、いやそれは無理よ!


観ているだけでも辛くて、

「お気の毒です!」って思いながら観てた。



問題が起こったことは仕方ないとして、

その問題に直面したときどう対処するべきか。

もし自分だったら対応できるんだろうか?

というのも考えさせられた。

誰にでも起こりうることなので。







ここからネタバレ注意です!







BGMにピアノが良く流れます。

子供を交換した後良太が琉晴に

「お父さんと呼びなさい!」って何度も厳しく言うんだけど、

愛情のない良太に対し琉晴は反抗。全く心を開かない。



でも琉晴がはしゃぐついでに

つい良太のことを「お父さん!」って言ってしまう。

それ聞いた良太が大はしゃぎ。

そのときのピアノを使った場面展開がすっごくよくて、

楽しいシーンなのに泣きそうになった。



そして琉晴役の子、ものすごく演技がうまい!

これが演技なの!?っていうくらい。





ラストはやっぱりあやふやに終わりましたね。



そこだけ少しもやっとするとこなんですが、

確かにどちらかを選んで円満解決!とはならないか。

現実問題としてはどことなくどちらにも残念な気持ちが残るはずだし。

綺麗に終わらせたんだと思います。



久々に「邦画っていいな!」と思う作品でした。



劇場版竹取物語

かぐや姫の物語 (角川文庫)/角川書店
(小説版)


【五行あらすじ】

野山に住む竹取の老夫婦、翁とオウナ。ある日翁は光る竹の中から女の子を発見し、「姫」と名づけて育て始めた。姫は不思議と筍のように急速な成長を遂げ、山の仲間達と自然を愛する元気いっぱいな娘に育った。しかし翁は、これからは都で高貴な姫として育てることを決意。山での楽しい生活を諦め、「かぐや姫」という都の姫となった。美しく育ったかぐや姫はやがて国中の噂となり、有望な男性達から求婚されるまでになった。そしてとうとう帝の目にまでかかることとなり・・・。






【鑑賞感想】


かぐや姫自体有名な話なので

ネタバレってほどネタバレではないと思いますが、

未見の方は一応自己責任でお願いします。





中学の頃古文で習った「竹取物語」そのままです。

竹取物語を2時間みっちり映像にしたといったところでしょうか。


日本に残る御伽噺が

こうして巨匠によって映画化されるというのは嬉しいことですね。

私も忘れかけていた「かぐや姫」を

こうしてじっくり知ることができてよかったです。


始めは「これ寝ちゃったらどうしよう。」とか思ったんですが、

全然眠くなることなく引き込まれました。



筆で描いた様なほのぼのとした絵なのに、

かぐや姫の「喜び」「悲しみ」「怒り」で

絵のタッチが変わったりして躍動感がありました。


アニメなのに実写のような

キャラクターの人間くささが妙におもしろかったです。

そして歌声がすごく美しくて心地よかったです。



このストーリーに肝心な

「かぐや姫の罪と罰」についてですが、

なぜ姫が地球に落とされたのかが

油断してる間に説明が終わってて


しまった!ちょっとよくわからなかった!!!



と思ったままストーリーが進んでしまった…。


ここが肝心なのに…。


ここまでが前振りみたいなもんなのに…。

罪と罰ってどういうこと!?



あとでレビュー観て納得しよ!





ラストのかぐや姫と両親との別れがすごくよかったです。


私もすごく泣きそうになりましたし、周りの方も結構泣いてました。

かぐや姫の声が涙を誘いますね。

「娘の声」って感じ。

あと1回「お父さーーん!」って言われたらもう駄目でした(笑)

ちょっと実家の両親のこととか思い出してしまった。



とにかく今回は私の理解不足が悔しいです!

解説読んで勉強しておきます!