コンテンツ至上主義
ターゲット
「少年」と銘打ちながら、本書は購読層は40歳~50歳代におく。 しかも男性がターゲットだ。
現代日本の経済担い手層。 仕事や家族の世話に追われ、日々疲弊しているセグメントである。
だがこの層は、実は一番、日本のマンガの造詣に深い層である。 一家言持っている読み手がゴロゴロいる。
ただ若い頃に深くマンガを読み込んだこの世代が、実は今、マンガに一番縁遠くなってしまっている。
いや熱心に読んでいる人間は読んでいるが、ほぼ大多数は惰性の中で、せいぜい週刊現代なんかの「特命係長」あたりを眺めているに過ぎないのだ。
ある程度の社会的地位があると「堂々と」マンガなんぞ読めるかい、的な意識が働いてしまうのだが、果たしてそれだけだろうか?
実際には、目の肥えたこの層を唸らせるだけのマンガ作品が少ないと言う事も、少なからず「大人マンガ離れ」の現象を引き起こしていないだろうか?
確かに「ビッグコミック」系、「モーニング」系、「アクション」系には大人向けマンガが載っている。
連載陣には巨匠も多く、読みやすい構成の作品が多い。 若手の先鋭的なジャンルのマンガも目を引く。 だが(独断&偏見だが)心底、心に沁み入ってくるようなパッションが感じられないのは何故だろう??
おそらくそれは、商業誌としての「売れ筋」マニュアルが完成してしまったためであろう。
荒削りだが、魅力的な作風も「売れ筋路線」へ捻じ曲げられていく。
最近では福満しげゆきなどが最たる例だと思う。 いや、それは構わない。 商業誌なのだから。
ただ、「創作」と言う、どんな漫画家も一番最初に目指した、自分が描きたかった世界の(それは一般にはウケないかもしれない)実現をもぎ取っていく行為が、金稼ぎだけのために浪費されるのも勿体ない話だと思う。
マンガにうるさい中年層は、意外に、過激かつインパクトのある新しいマンガを求めていると思う。
「読み易いマンガ」ではなく「なんだよ、これw」みたいなマンガを求めていると思う。
「少年テポドン」が目指す着地点は、まだまだ模索中だ。 だが、同人誌と言えども、大人を振り向かせたい。
意外に誰もが避けてたこの層への評価をもらうことを目標に作品を仕上げていきたい。
究極はここだ
1700円。 全然、高くない、いやむしろこの値段で、この漫画集を買えて良いのか?ってくらいスゴ本。
感想を語るのも憚られるほどの超巨匠22名の読み切り珠玉短編。
水木しげる、滝田ゆう、石の森章太郎、藤子不二雄、さいとう・たかお、手塚治虫、梅津かずお、上村一夫、山上たつひこ・・・。
西岸良平なんてデビュー作だもんなあ。
それにしても、このジャンルのバラエティさ、ほとばしる情念、人間ドラマの陰影…。
圧倒される。 昭和の、若かりし頃の巨匠達のエネルギーに圧倒されまくりだ。
今の漫画界にない挑戦的な作品の数々、これは是非オススメである。
恐れながら「少年テポドン」、ベクトルの根っこはここにある。
イメージにかなり近い。 いや、全くもって恐れ多い話ではあるが。
表紙がちょっと頂けないので書店では目立たないであろう。
だが、Amazonで取り寄せもできる。
読まない一生、損をすると断言できる一冊ではある。
なぜ今、同人誌
なぜ漫画同人誌「少年テポドン」の企画を思い立ったか。
それは今春訪れた「関西コミティア」がきっかけである。
自分の先輩が個人創作誌を展示販売すると言うので、お手伝い(と言うよりは邪魔?w)しに行ったのだ。
自分も20数年前に大学で漫画同人誌を作ったことがある。
隔世の感はあるのだが、最近の若い人たちの同人誌作りに興味はあったので、色々なサークルの同人誌を拝見させて頂いた。
・・・・・・どれもこれもクズである。
いや、素人の発行する同人誌だから、あれこれイチャモンをつけられる言われはないのだが。
画は上手い。 昔に比べて若い人達の作画力は格段に上がっている。 CGによるカラフルな作品も目白押しだ。
漫画の構成力もなかなか。 ネットや専用書籍のマニュアル充実で、読ませる展開のツボを心得ている。
だが……。
「志」が何も見えない。 二次創作の意味を取り違えている。
全く新しいものに挑戦しようと言う気概が見えてこない。 噂の「Mavo」にしても然りだ。
仲間内でウケるネタを使いまわす、どこかで見たような劣化コピー的キャラを意味もなく登場させる、オチのない変態至上主義のボーイズ・ラブ、RPG魔法ファンタジー剣世界のミニマル的跋扈、にゃんにゃん萌えキャラのお兄ちゃんH系マンガ・・・・・・。
いや、20年前から基本、これらの路線はあまり変わってはいない。
むしろ退化していると言えよう。 安住して腐ってきつつある。
そこから突き抜けようと言う野心などは一片も感じられないのだ。
漫画界がヘタって来たワケが分かったような気がした。
マンガを好む大切な層が、この有様だからだ。 定形の中での安楽を享受させた結果がこれなのである。
漫画の可能性と言うのは「無限大」のはずなのに、どんどんその枠を意図的に狭めさせているのだ。
逆らいたい。
20年前の本家オタクが、現状に逆らいたくなってきたのだ。
同調者はいるはずだ。 現状のバカバカしい創作市場環境に一撃を加えたいと言う仲間が。
この「少年テポドン」がその一発目の狼煙になればいいと考える。
作家さん募集
・同人誌の作家を集める。
実はこれが最初の大難関な作業なのである。
我が意に沿って描いて頂けぬか、で承諾いただけるほど世の中甘くない。
ましてや学校のサークルではないのだ。 お願いする人達はプロの方々が中心。
勿論、本業がある事を承知の上で、強引にお願いするのだ。 簡単なハズがない。
それでも希望は15人以上。 どれだけ熱い思いを伝えられるか、の勝負になる。
コンセプトは強力に固めたい。 色んな人の知恵をお借りしたい。
大変、な連続が続く。 でもそれもまた楽しきかな。
自分の中でベクトルは決まっている。 説得力に磨きをかける。
頑張ります♪
活動開始
まあ、そんな感じで、同人誌創りが始まるのですが。
自分も大学時代(かなり前w)には多少、同人誌の編集作業なんぞを手伝った記憶はあるんですが…。
現在は全くもって徒手空拳! 色んな人のお力を借りないと、まともな本なんざできません♪
幸い、漫画創作に関しては詳しい仲間が多数いるのが強みではあります。
後は、強力なコンセプトを作り上げ、作家さん達を集め、地獄のごとき編集作業を経て、恐るべき
漫画同人誌「少年テポドン」が出来上がるのです。
本ブログは、本活動の記録を留める製作記とする予定です。
その他にも「売れる」要素とは何か? とか作家さん達のモチベーションを上げる方法は?とか
色んな角度から同人誌の新しい可能性を探っていくつもりです。
Making of 『少年テポドン』
現在の慣れ合い漫画同人誌の潮流に一石を投じる核兵器的コミック集です。
昭和30年代生まれ世代に贈る漫画同人誌。
実は我々の世代が一番、漫画にうるさいしコダワリがある。
我々は今でも「ゴルゴ」も読めれば「ドラえもん」も読める。
あらゆるジャンルのマンガを読めるのに、今の漫画はついてけない…。
そんな世代をニヤリとさせるような反逆的正攻法の漫画を集めます。
昭和40年代の少年マガジン的アプローチ。
「巨人の星」「明日のジョー」「天才バカボン」「タイガーマスク」「仮面ライダー」などと言うメガヒット作を抱えていながら、ちっとも安泰路線を取らず、挑発的なヤバい作品を送り続けた爆発的な編集エネルギーを踏襲する。
「キッカイくん」「デビルマン」「アシュラ」「ほらふきドンドン」「メッタメタガキ道講座」「光る風」「ワル」「キバの紋章」「釘師サブやん」「男おいどん」「無用ノ介」「八つ墓村」「空手バカ一代」「うしろの百太郎」「蛍三七子」「紅の挑戦者」「ホモホモセブン」「風花の挽歌」「パピヨン」「ミュータント伝」「ロボット刑事」… どこが少年向き? でも作家が描きたい物を自由に全力で描けたあの時代を取り戻したい。
今の商業誌でも企画できない「大人向けの少年誌」…これが「少年テポドン」です。
基本的に本コンセプトに御賛同頂いた方であれば、作品参加は自由と致します。
ですが、編集管理人の独断と偏見によって趣旨に沿わない場合は掲載しないケースもありますのでご了承下さい。
基本ラインは…
①二次創作禁止、完全オリジナル創作。
②BL、RPG的魔法ファンタジー、ネコ耳メイド電脳萌え系は敬遠気味。
(でも創作意欲が漲るオリジナル系であればOK)
③エロは有り。(程度内容によって判断します)
③若年者が読んでも理解できるストーリー構成。
④ギャグ系、劇画系、ガロ系、4コマ系等問わず、青年少年少女向け画風も問いません。
⑤ページ数も問いませんが、数頁~30頁程度までを目安とします。
⑥作家さんの年齢・職業は一切問いません。
※作品の最終締め切りは2010年3月末。
発刊は7月頃の予定。 B5判 ページ数未定。
参加採用作品に対しましては、些少ながら原稿料を御支払する予定です。
(ネーム確認、入稿方法他詳細は、順次追加掲載してまいります)



