「半年同棲してみよう〜」


そう言って始めた同棲が、4ヶ月目になる手前で突然、彼から別れを告げられた。



半年間は何があっても一緒に住み続ける、とある種覚悟していたので、フラれたショックと、正直貯金もあまりない中で家を探す焦りが混在していました。

半年と設定したのは私で、3ヶ月以内だと「好き」の気持ちが自然と持続できてしまうし、同棲中に大きな問題が出てきたときに乗り越えたかったからです。


フラれたショックは大きかったです。

なぜなら、数日前にちょっと贅沢な和食屋さんに連れて行ってくれたり、その次の日は海岸のカフェで一緒に夕日を眺めていたからです。

愛されてると、思っていました。

でも、フラれた後に私が「やっぱり一緒にいたい」と言った時、「最後の礼儀を見せて、1日でも早く出て行って欲しい」と告げられ、愛されてると思っていたのは違ったんだと知りました。

そのショックは大きく、中々受け入れられず解釈を歪めて、私のために無理やり別れようとしてるんだ、なんてしばらくの間思っていました。でも、ショックの怒りで「なんて不誠実な人なんだ」と思いました。不誠実というのは私にではなく、彼自身に。だって、愛しているフリを自分にさせていたのだから。


それが9月末だったのですが、10月になるまでの1週間くらいは実家に帰ることが出来ても、意地でも居座りました。

彼が別れを切り出したとき、感情的だったのでそれが日に日に落ち着いてくるのが分かりました。「もう1回惚れさせてから出てってやる!」

そんな気持ちも心の奥底にありました。

別れを告げられた後、数日間はやはり同じ空間に寝させてくれなかったのですが、残り数日は「もう一生ないんだから」と同じベッドに寝ても何も言われませんでした。

学校に通っているのですが、帰る時は「今日も一緒に寝られる」そんな安心感と嬉しさがありました。別れる前は、そんな気持ちにはならなかったので、ある意味とても幸せでした。



つづく