小さい頃から人見知りで、空を眺めて雲を追いかけたり、道端の草を食べてみたり、空想癖のある変わった子だったと思う。


でも、幸いな事に田舎で、勉強はそこそこできたから、ドロップアウトしないですんだんだと思う。優等生に見られがちだったけど、暗く、口には出した事はないが、子どもの癖によく死にたいと漠然と思っていた。

 だから、よく60年も生きてこれたなぁと思う。


いつしか、生理が来て性格は少し明るくなった気がするが、徐々に理屈っぽくなり、よく怒っていたと思う。穏やかな子とはほど遠かった。


そんな性格だから、高校生となり狭い世界から広い世界に行った途端に、人間関係はいつも上手くいかなかった。

ワンサイドで思い込みが激しく、後に知る事になるが、かなりのADHDだったと思う。


人とぶつかりながらも、自分の正体を知りたいと、もがき、前に進もうとしてきたから今がある。

大した人生ではないが、恋をしたり、結婚して、子どもも2人授かった。なんとつい最近、孫までできた。


ここからどう生きる?

今は空気の抜けた風船みたいにふわり力が抜けて、やる気が起こらないでいる。


仕事も15年続けて、行き詰まり感が強い。

人疲れしてるんだと思う。

草木や自然が好きで、1人で森林浴をしていたいと思ってしまう。


目標はいらない。風のように流されて生きていたい。


しばらくしたら、また、ここから立ち向かっていけるかな。