こんにちは。
「てんかんと」診断された娘の治療は、
できれば薬物療法に頼りたくないと思っているてんてんです。
「てんかん」と診断された娘にの治療方法を
一人の医者の説明を鵜呑みにして、
薬一択で考えていた私たち夫婦でしたが、
娘の、
「できればお薬は飲みたくない。」の一言で
私はまたもや一つの病院、
一人の医者の意見をすぐ採用してしまっていた
自分に気が付きました。
どんな意見も一度は「それって本当?」といったん距離を置いてみることが
どんなに大切なことか娘の不登校で深く腑に落ちたはずなのに。
それなのに、あっという間に昔の癖が出てしまいますね(笑)
特に焦っているときほど・・・。
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ところで、こんな記事を見つけました。
以下、たがしゅうぶろぐより転記
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ケトン食がガイドラインに乗らない理由
2018/07/17 00:00:01 | 素朴な疑問 | コメント:4件
先日、てんかんについての勉強会に参加して参りました。
講師の先生は安心・安全の医療を提供するためには医師側は生物学的に筋が通った標準的治療を行うべきという意識があるけれど、
患者側にとっての安心・安全の医療はそういうことではなく、治療の副作用や合併症への心配や、
そもそも担当医が信頼できるのかという事に対する疑問に答えられなければ、そのニーズを満たすことはできないということを述べられました。
そして信頼できる担当医になるためには、ガイドラインに縛られるのではなく、
自ら考える姿勢が重要で、そのために情報収集能力と相手を説得する能力が重要だと説かれました。 それは至極まっとうな意見だと思いましたが、問題はそのための方法論です。
ここ数年てんかんに対する薬物療法の選択肢は飛躍的に増えまして、
従来の抗てんかん薬に比べて副作用のリスクが大分少なくなったという事は実感としてもあります。
しかしながらそれでも副作用がゼロというわけではありません。やはり一定の確率で副作用は起こります。
そこで私は糖質制限とも通じる、主として難治性てんかんに対するケトン食という食事療法に注目しています。
2016年4月に正式に保険適応となったこのケトン食ですが、狭義のケトン食は糖質制限にタンパク質制限も加えてほぼ脂質中心の食事のことを指します。
ケトン食自体にも副作用の報告はありますが、主として狭義のケトン食によるものであって、
糖質制限に近い修正アトキンス食というケトン食の一種であれば、副作用を抑えてなおかつ強い抗てんかん効果をもたらすことが可能になるので、
本来であればもっと注目されてしかるべき選択肢です。
しかしその講演での副作用リスクを下げるための具体的な治療方法は新薬を中心に使っていくという話に終始されていたので、
私は演者の先生がケトン食についてどう思っているのかを講演後に質問してみることにしました。
その答えは、「大事だとは思うが、なかなか続けられないという問題がある」とのことでした。
しかし続けられないかどうかを決めるのは医者ではなく患者の方であるべきなので、
安心・安全の医療を提供するために選択肢の一つとして積極的に患者へ情報提供すべきなのではないかと思ったのですが、
それがなされていない現状に対してはやはり違和感を覚えます。
ちなみに今年ガイドラインが「てんかん診療ガイドライン2018」として改訂されたのですが、
別の日にその内容を確認したところ、難治性てんかんに対する薬物療法の選択肢がいろいろと挙げられている中で、
ケトン食については一切の情報提供がなされていないことを知り、私は驚きました。
このように総論としてはまっとうなことを言っているにも関わらず、
その方法論は薬物を中心としており一面的でどうしても偏ってしまっています。
そんな西洋医学中心の現代医療の考え方が
適切なものだとは私には到底思えません。
ケトン食が、ひいては糖質制限がてんかん診療のガイドラインに乗らない理由には根深いものがあるように思います。
たがしゅう
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(以上、転記終了)
このようにおっしゃっています。
私も同感です。
患者の安心安全を第一前提に治療方針や、診察後の相談にのってほしいものです。