消し方を知らないだけで過去のブログが剥き出しになっている。私は感情でしか文章を書けない単細胞で、言葉より先に思いが体の真ん中から手が出て来てしまう。頭が良い方ではないので、本が好きな割にそんなに言い回しが上手くはないので。

いつも…

その割に…大したことない

私なんて…

みたいな底辺地味た台詞を並べてやめてしまった。

ただ、書けないだけなのに。やらない理由はいくらでもある。比べて、やれる理由を述べるとなぜ、恥ずかしいのか?きっとそれに嫉妬する何ものかに刺され(指)たくないのか、自慢してると勘違いされるのも、痛い思いするのも、煩わしさや、面倒くさくて私は私に蓋をしてたんだなと気づいてしまった

その蓋の名は「守る鎧」


こんにちは美奈子さんです。お久しぶりのブログです。


今年の夏の日、誰とは言わないが、仕事の相談された事があった。いつものようにポップアップショップをやりながら次はどうしようかな?って考えてた矢先だった。私は、手の中にある紙を眺めながらも一瞬の迷いなく、「あるAで行こう」そう思った。


あるAとは前職で出会えた、プライベートでも仲良くして頂いている友達で後輩のマンソンの事である。本名なんかどうでもいいじゃないか。(barサロメの店主九十九さんでもあります)

初めて出会えたのはマンソンが、19の時。14年前だよ…話すと長くなるからやめるが、出会えた最初の会話ですら、美術とマリア様の話しだった。絵(画)を描いてるとも言ったのを覚えています。


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何回夏は巡ってしまったのだろうか。

描き続けてきた時間はどれくらいなのだろうか。

1枚目の写真が教えてくれる歴史のような足跡を


時を超えて、今、私達は個展を開催しました


あるA個展 蓋(部)



作品の中には昔見た画もあった。なぜだろう?あの時見たのに、全然違うものに見えた。同じ映画を違う年齢で見た時の気持ちに近いかも知れません。


蓋(部)を運営し何日か過ぎた頃。


4月から私、蓋外れてしまったなぁって思ってた事を思い出しました。ふと、顔が上がる瞬間や、目が覚める時ありますが、それって過去から来ませんか?

私だけ?記憶って不確かだし、曖昧だわ。都合がいい

昔好きだったものが蘇るような、上から降って来るものではなく、地の底からガタガタと煮えたつような、グツグツと沸騰してくるような、2回目のワクチンの副作用のせいて熱が出たのだが、そのせいなのかな?

戯言、失礼しました。

ただ、自分に問う時間は個展中に増えました。

(あるAグッズも販売しました。

お買い上げ頂いた皆さまありがとうございます。

beautiful voice back)

さて、個展の蓋を開けて見ましょう


初日からダークネスな色彩の花達が会場を纏い、そして、たくさんの人が来てくれました。昔からスターみたいに愛されてる人なのですが…

見た目のかっこ良さも含め、知識、声、人柄、あと後輩にしっかり答えてくれる教育者みたいなところも魅力的だったりする。あるAさんに憧れる方も多いです


久しぶりに一緒の空間にいると、(先程も言いましたが長い時間を前職で働いてました。震災後も偶然が重なり会えたりしたっけな)


過去と現在が混ざり合い、個展では新しいお客さんに会えたり、いつもの顔の方はもちろんいたり、友達や後輩、久しぶりに会う人もいて嬉しかったです。仕事って楽しいな。好きな事をしてるから偉いとかすごいじゃなく、忙しいにイライラもせず、「まあ、今日はこれでいいか」って怠けてる言葉じゃなくて、余裕や楽しいから明日も頑張ろうの意味で肩の力を抜いてしまう自分がいました。


今回はね、楽しくて嬉しくてやりたい事全部出し切ってしまったな。ハハッ


そうだ、どこに居て誰と居ても、何をしても、しなくても私は私だ

そして、自由なんだ。私はバイヤーであり、ディレクターだ。一緒に働いてくれる人の希望であり、また一緒にお願いされるように努力しなきゃならない。

歳をとる事は怖くはない。私は幸せとかはわからないけど、好奇心を燃やして行こうじゃないか。


fashionweekにてモデルにもなってくれました。忙しい中ありがとう。100枚以上撮りながらどれもこれもかっこいいし、画と本人が飲み込まれて合体して、溶けてゆく感覚がすごくて流れるようにシャッターを切った


最終日の話しはまたしたいのだけど、戯(あざ)れてヴァニテという哲学、音楽、映画のトークショーをした時の一言を伝えます。お金を払って見に来てくれた方の為にもここには鍵をかけて置きたいので、あしからず。

あるAさんは

「私は画家であり、それ以外も表現してゆく人でいたい」って言っていた。


それが、響いてならない。


相変わらず…長くなったから前半終わりたいと思います


個展に置いてあるこのノートにぎっしり

あるAさんへ

が、書いてある。


私の尊敬するマドンナが「誰かに認められる事が人生の目的ではない」と言っていた。(よくブログ書きながら思い出す言葉ですが)

「私はこんな人です」って

ずっと2年間探してきたけど、どこにもなくて、探したら見つからなかった。なぜなら、評価は人がするから、この場合は(個展のノートなので)ファンの方がするもの。その文字が、また泣けてくるんです。毎日増える言葉に私に書いてるわけじゃないのに感動をしてました。


それが、全てとは言わないが

肌の色や、性別や、職種や、年齢や血液型や毎日を誰かに認められないからと線を引くのは勿体無い。

あなたのことを誰かが見ていて誰かが拍手したり、誰かが応援している。小さな声でも耳を澄ませばいつか聞こえる。空にも届くかも知れない


10月上旬になる頃、そんな事ばかり考えていた。