「人として生まれてきたからには何をすべきか天啓」のブログ -4ページ目

子どもの、命の重さ。。。浜名湖のカッター訓練。


この事件は、ショックでした。



浜松市の浜名湖で・・・

カッター訓練中だった事故。



浜松市内の中学ではなく

愛知県豊橋市の中学校。。。


訓練中のボートが転覆して・・・

1年の女の子が亡くなった事故です。


私の家からも、近くです。

この報道を夜のニュースで聞き・・・


( ̄□ ̄;)!!  とともに、(((゜д゜;)))


そうです。

驚きとともに、疑問が頭をかすめました。

朝から、土砂降りの雨だったんです。


まず・・・

なんで、こんな、土砂降りの日に訓練を実施したんだろうと

思いました。。。


そして・・・


訓練を実施した「静岡県立三ケ日青年の家」


私は、浜松市教育委員会の教職員が勤めていると思っていました。





正午すぎ 浜名湖付近に・・・

「大雨・強風・波浪・洪水・雷注意報」が発令されていたそうです。


注意報が出た場合は・・・

青年の家と学校が訓練を行うべきか協議するルールだったそうです。
青年の家は学校側に注意報の連絡をしなかったようです。


午後2時30分過ぎ・・・

1年生94人と教諭らが分乗した手こぎボート4隻に、わかれ出航。


まもなく・・・

生徒18人と教諭2人が乗るC艇(全長7メートル)が北に流され・・・

教諭が無線で・・・

「船酔いで3人ほどこげない子がいる。レスキューお願いします」

と要請しました。

青年の家側は・・・

「そこに待機してください」と指示し・・・


所長ら2人がモーターボートで現場付近に到着。

C艇に接近できないほど波が高くなっていたので

C艇からロープを投げてもらい、所長がモーターボートを運転して

えい航を開始。

所長がえい航をするのは初めてだったそうです。


ここまで、ヤフーニュースから、いただいてきました。



ここからも、ヤフーニュースです。


C艇が転覆しました。

「(えい航され)まずオールが飛んだ。人間も飛ぶかもしれないと思っていたらボートがひっくり返った」

(C艇の女性教諭)。
「早く子供たちを岸へ戻したい気持ちも働き、少しスピードが上がったのではないか」

(檀野所長)


湖に投げ出された20人のうち・・・

女性教諭と10人近い生徒がひっくり返ったC艇の内側に閉じ込められました。

船体と湖面の間に空間があり、救命胴衣をつけていたため呼吸はできましたが・・・

中は薄暗かった。

「死にたくないよー」。生徒が叫んだ。

女性教諭は「がんばろう」と励ましたそうです。


だが次第に波が大きくなり、息苦しくなり・・・

危険を感じた女性教諭は呼びかけ・・・

「みんな、大きく息を吸って出るよ」

そして再び「出るよ!」と声をかけて水中に潜り、C艇の外へ脱出したそうです。


この教諭から話を聞いた檀野所長は湖に潜り・・・

まだC艇の内側にいた計3人の生徒を1人ずつ救助しました。

「3人以外は見えなかった」(檀野所長)。

このほかC艇のへりにつかまっていた男性教諭らも引き上げられ・・・

計10人がモーターボートに乗せられて岸に戻ったそうです。



ここで、問題だったのは、119番が遅かったこと。

新聞などのニュースで見た限りでは、付近のホテルの従業員が

この様子を見て、通報したとの、話しもありました。
 
 
青年の家でも、119番通報したそうです。


午後4時18分 浜松市消防局の水難救助隊員が・・・

C艇の上にまたがっていた4人を新たに救助。

「C艇の下にも手を入れたが、人は発見できなかった」水難救助隊員の話しです。


その後、C艇の20人のうち19人まで救助されましたが・・・

檀野所長も1人に数えられるなど情報が混乱。

一時「全員救助」の誤報が流れ・・・

「救出時間ごとに搬送先が異なり、ほかのボートからの搬送者もいて、学年全員の名簿を確認しな
いと安否が分からなくなった」

(豊橋市教育委員会)


と言うことは・・・

ボートごとの、乗船者の確認ができていなかったはてなマーク

作っていなかったはてなマーク



午後5時41分 「●●さん不明」の連絡を受け・・・

水難救助隊が、C艇の下の捜索開始。


同51分 船尾付近でうつぶせに浮いた●●さんを発見。

既に心肺が停止していたそうです。


詳しい状況によると、先生の前のほうに座っていたとか。

とても、残念です。



実は、私、数年前に、子どものカッター訓練に参加。

もちろん、うちの子供は、重い心臓病なので・・・

カッター訓練には、参加しませんでした。


しかし、その時・・・

好意なのか、カッター訓練ができない子どもをかわいそうと

思ってくれたのか・・・

カッター訓練の様子を見にいくからと・・・

私たち親子も、好意で、モーターボートに乗せてくれました。


でも、このモーターボート。

実は、2回目。

子どもが小さい頃に、遊覧で乗ったことがありましたが。

この時の、青年の家で出してくれた、モーターボート。

怖かったのです。

振り落とされそうで。。。

ようするに、そういうスピードなんだと思います。

操縦している人、乗りなれている人は平気でしょうが・・・

救命胴衣は、つけていたものの・・・

手で、ボートのへりを、必死に掴み・・・

怖かったのを覚えています。

もう、2度と乗りたくないと思いました。


いま。。。

考えるに。


その時と、同じ状況で、モーターボートを操縦していたとしたら

と、思うと、私は背筋が凍りました。



まだ、中学生になったばかり。

一人っ子の娘さんだと、最近の新聞記事で見ました。

親御さんの、気持ちを考えますと・・・

なんと、言っていいのか、言葉に詰まります。


この事故は、自然災害ではありません。

あきらかに、判断ミスという、人的被害です。

人の命は、なにものにも、変えがたいものです。



亡くなってしまった命は、戻りません。


●●さんの、ご冥福をお祈りしたいと思います。